×

【パチンコ経営企業分析】増加が続くスロットの台数推移を都道府県毎に集計、中には2年連続で減少している地域も

先日、2024年これまでの台数・店舗数推移を見ていったところ、スロットの台数は増加傾向にあったのだが、これを都道府県別に見たらどうなるのだろうか。

まずは、過去3年間の8月末時点における台数推移を見ていく。

過去3年間のパチンコ・スロット別台数推移
年月 パチンコ スロット
台数 前年差 前年比 台数 前年差 前年比
2022年8月 2,241,610 1,377,444
2023年8月 2,116,502 ▲125,108 94.4% 1,347,937 ▲29,507 97.9%
2024年8月 1,991,865 ▲124,637 94.1% 1,362,329 +14.392 101.1%

このように、パチンコは毎年12万台以上減少していたのだが、スロットは2022年から2023年にかけて減少していたものの、2023年から2024年にかけては増加に転じていた。

これは全エリアそうなのだろうか。

そこで都道府県別にスロットの台数推移を見ていきたい。

過去3年間の都道府県別スロット設置台数
都道府県 2022年8月 2023年8月 2027年8月
台数 台数 前年差 前年比 台数 前年差 前年比
北海道 69,721 67,322 ▲2,399 96.6% 69,657 +2,335 103.5%
青森県 17,937 17,193 ▲744 95.9% 17,564 +371 102.2%
岩手県 14,623 14,228 ▲395 97.3% 13,891 ▲337 97.6%
宮城県 26,731 27,000 +269 101.0% 27.651 +651 102.4%
秋田県 120,54 11,534 ▲520 95.7% 11,842 +308 102.7%
山形県 10,769 10,645 ▲124 98.8% 10,693 +48 100.5%
福島県 23,088 23,220 +132 100.6% 23,719 +499 102.1%
茨城県 39,647 38,415 ▲1,232 96.9% 38,080 ▲335 99.1%
栃木県 27,258 25,332 ▲1,926 92.9% 24,855 ▲477 98.1%
群馬県 21,060 20,237 ▲823 96.1% 20,058 ▲179 99.1%
埼玉県 69,801 68,925 ▲876 98.7% 68,680 ▲245 99.6%
千葉県 58,033 55,696 ▲2,337 96.0% 56,226 +530 101.0%
東京都 105,025 100,017 ▲5,008 95.2% 101,093 +1,076 101.1%
神奈川県 71,165 69,792 ▲1,373 98.1% 70,234 +442 100.6%
新潟県 21,855 21,320 ▲535 97.6% 20,759 ▲561 97.4%
富山県 12,152 11,796 ▲356 97.1% 12,274 +478 104.1%
石川県 12,652 11,762 ▲890 93.0% 11,554 ▲208 98.2%
福井県 9,858 9,945 +87 100.9% 9,963 +18 100.2%
山梨県 7,376 7,579 +203 102.8% 7,545 ▲34 99.6%
長野県 21,093 21,761 +668 103.2% 22,470 +709 103.3%
岐阜県 23,830 22,046 ▲1,784 92.5% 20,966 ▲1,080 95.1%
静岡県 43,306 42,303 ▲1,003 97.7% 41,997 ▲306 99.3%
愛知県 92,738 91,562 ▲1,176 98.7% 94,144 +2,582 102.8%
三重県 20,046 19,746 ▲300 98.5% 20,575 +829 104.2%
滋賀県 16,180 15,802 ▲378 97.7% 15,867 +65 100.4%
京都府 19,611 20,843 +1,232 106.3% 21,821 +978 104.7%
大阪府 90,240 88,737 ▲1,503 98.3% 90,416 +1,679 101.9%
兵庫県 54,911 52,877 ▲2,034 96.3% 53,458 +581 101.1%
奈良県 8,734 8,785 +51 100.6% 9,304 +519 105.9%
和歌山県 10,492 10,239 ▲253 97.6% 10,148 ▲91 99.1%
鳥取県 9,267 9,168 ▲99 98.9% 8,823 ▲345 96.2%
島根県 9,583 8,937 ▲646 93.3% 8,687 ▲250 97.2%
岡山県 25,252 24,842 ▲410 98.4% 24,660 ▲182 99.3%
広島県 36,798 35,432 ▲1,366 96.3% 36,013 +581 101.6%
山口県 19,144 18,764 ▲380 98.0% 18,893 +129 100.7%
徳島県 9,672 9,082 ▲590 93.9% 9,305 +223 102.5%
香川県 12,368 12,351 ▲17 99.9% 12,971 +620 105.0%
愛媛県 18,040 18,229 +189 101.0% 18,922 +693 103.8%
高知県 8,489 8,534 +45 100.5% 8,612 +78 100.9%
福岡県 66,406 66,497 +91 100.1% 66,484 ▲13 100.0%
佐賀県 11,652 11,408 ▲244 97.9% 10,872 ▲536 95.3%
長崎県 19,076 18,448 ▲628 96.7% 18,620 +172 100.9%
熊本県 23,760 24,324 +564 102.4% 25,646 +1,332 105.4%
大分県 18,836 19,166 +330 101.8% 19,159 ▲7 100.0%
宮崎県 17,294 16,811 ▲483 97.2% 18,165 +1,354 108.1%
鹿児島県 23,452 23,031 ▲421 98.2% 22,726 ▲305 98.7%
沖縄県 16,369 16,254 ▲115 99.3% 16,267 +13 100.1%

このように都道府県別に見ていくと、全都道府県が増加しているのではなく2年連続で減少している地域も見られた。

それでも全体的な傾向を見るとスロットは増加傾向が続いている、さて半年・1年先にはどうなっているのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


コメント:0件 コメントを書く