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【パチンコ経営企業分析】新台のPS比率はほぼ1:1、「カクタグループ」はスロットに注力している様子がうかがえる ~経営グループ別の新台導入台数(2024年9月)

先日、スロットを大幅に増台するリニューアルを実施したカクタグループの『パールショップともえ川越店』

前回、9月度の都道府県別における新台(※1)導入台数を見たので(記事はこちら)、今回は経営グループ別の新台導入台数を見ていきたい。

導入台数上位のグループを見ていくとこのようになる。

9月度新台導入台数上位グループ
グループ名 総台数 全体 パチンコ スロット
台数 比率 台数 比率
マルハングループ 223,973 8,620 6,170 71.6% 2,450 28.4%
ダイナムグループ 211,817 4,249 3,056 71.9% 1,193 28.1%
アンダーツリーグループ 78,573 3,726 2,743 73.6% 983 26.4%
NEXUSグループ 61,647 3,412 2,549 74.7% 863 25.3%
延田エンタープライズグループ 51,186 2,155 1,480 68.7% 675 31.3%
カクタグループ 18,834 1,596 800 50.1% 796 49.9%
日光商事グループ 20,811 1,480 878 59.3% 602 40.7%
キング観光グループ 24,143 1,371 925 67.5% 446 32.5%
ガイアグループ 52,978 1,316 855 65.0% 461 35.0%
善都グループ 21,887 1,290 940 72.9% 350 27.1%

※新台導入台数上位20位までの経営グループはこちらに掲載中
※またそれ以外全店のデータの閲覧を希望される場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください

これを見ていくと、上位4位までのグループおよび10位の善都グループは、パチンコの新台導入比率が70%を超えていたのに対し、残りの経営グループは「カクタグループ」の49.9%を筆頭にスロットの導入比率が他グループに比べ高くなっていた。

9月全体のパチンコ・スロット別導入比率は、パチンコ:68.7%、スロット31.3%であるので、これと比較すると経営グループごとの特色が見えてくる。

ちなみに、9カ月間の累計新台導入台数はこの通り

2024年度新台導入台数上位グループ
グループ名 総台数 全体 パチンコ スロット
台数 比率 台数 比率
マルハングループ 223,973 73,533 41,868 56.9% 31,665 43.1%
ダイナムグループ 211,817 29,603 16,351 55.2% 13,252 44.8%
アンダーツリーグループ 78,573 26,562 15,342 57.8% 11,220 42.2%
NEXUSグループ 61,647 23,845 14,955 62.7% 8,890 37.3%
延田エンタープライズグループ 51,186 18,302 10,409 56.9% 7,893 43.1%
キング観光グループ 24,143 11,756 6,617 56.3% 5,139 43.7%
ガイアグループ 52,978 10,714 5,831 54.4% 4,883 45.6%
カクタグループ 18,834 10,584 4,930 46.6% 5,654 53.4%
一六商事グループ 32,476 10,114 6,033 59.6% 4,081 40.4%
タイラベストビートグループ 27,223 9,613 4,875 50.7% 4,738 49.3%

これを見ていくと、「カクタグループ」のみ新台導入台数においてスロットのほうが多くなっており、スロットに注力している様子がうかがえる。

2024年もあとわずかになるが、各経営グループにおいて新台を最終的に何台導入するのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]

※1:新台は発売日から4週以内に導入したもののみとする


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