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【パチンコ経営企業分析】パチンコ導入比率が70%以上の経営グループはなくなっている、パチンコ導入比率上位の経営グループを集計

前回9月度の経営グループ別における新台(※1)導入台数を見たので、今回は2024年においてパチンコの導入比率が高い経営グループを見ていく。

早速、2024年度におけるパチンコ導入比率上位の経営グループを見ていくとこのようになる。

2024年度パチンコ導入比率上位グループ
グループ名 総台数 全体 パチンコ スロット
台数 比率 台数 比率
平川商事グループ 12,492 6,092 3,845 63.1% 2,247 36.9%
NEXUSグループ 61,647 23,845 14,955 62.7% 8,890 37.3%
シルバーバックグループ 11,181 4,506 2,793 62.0% 1,713 38.0%
シリウスグループ 11,685 4,607 2,841 61.7% 1,766 38.3%
岩下兄弟グループ 16,798 5,863 3,556 60.7% 2,307 39.3%
合田観光商事グループ 18,836 5,611 3,401 60.6% 2,210 39.4%
大木家グループ 13,794 4,224 2,558 60.6% 1,666 39.4%
第一実業グループ 9,984 4,187 2,529 60.4% 1,658 39.6%
晃商グループ 9,446 4,267 2,576 60.4% 1,691 39.6%
西原物産グループ 8,301 4,303 2,573 59.8% 1,730 40.2%

※新台導入台数3,000台以上の経営グループが対象

このように、上表に記載された経営グループは、他の経営グループよりもパチンコに注力しているといえよう。

ちなみに、昨年同時期の値を見ていくとこのようになる。

2023年1~9月度パチンコ導入比率上位グループ
グループ名 総台数 全体 パチンコ スロット
台数 比率 台数 比率
シルバーバックグループ 10,095 5,587 4,188 75.0% 1,399 25.0%
平川商事グループ 13,190 6,334 4,600 72.6% 1,734 27.4%
アミューズグループ 15,400 6,092 4,395 72.1% 1,697 27.9%
岩下兄弟グループ 16,003 6,850 4,936 72.1% 1,914 27.9%
ABCグループ 22,196 7,710 5,496 71.3% 2,214 28.7%
安田屋グループ 13,777 9,065 6,294 69.4% 2,771 30.6%
晃商グループ 9,758 5,150 3,569 69.3% 1,581 30.7%
タイラベストビートグループ 29,355 13,060 8,945 68.5% 4,115 31.5%
シリウスグループ 11,567 6,094 4,172 68.5% 1,922 31.5%
NEXUSグループ 59,050 25,685 17,533 68.3% 8,152 31.7%

※新台導入台数3,000台以上の経営グループが対象

このように、2024年のパチンコ新台導入比率が上位10グループのうち、6グループが2023年同時期においてもパチンコ新台導入比率上位10グループに入っていた。

ただし導入比率を見ていくと、2023年1月~9月ではパチンコ導入比率が70%以上の経営グループが5グループもあったのに対し、2024年では1グループもなく、最も導入比率が高い「平川商事グループ」の63.1%は2023年ではトップ10には全然及ばない。

変わらずパチンコを積極的に導入する経営グループにおいても、その導入比率は前年と比較すると大きく減少しており、やはりスロットに対するウエイトが高まっているのだろう。

[文・構成/情報島編集部]

※1:新台は発売日から4週以内に導入したもののみとする


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