日本遊技関連事業協会（日遊協）の九州支部は１０月２４日、福岡市博多区のグランドハイアット福岡において支部総会を開催。役員の改選では、新冨雅哉支部長を再任した。
冒頭、挨拶に立った新冨支部長は、「まだまだ業況は厳しいという声を聴くが、私は将来に光が見えていると思っている。これからの未来を輝かしいものにするかどうか、それは私たち次第。横断的組織としての役割をしっかり果たしていきたい」と述べた。
議事では、互選により新冨支部長の再任が提起され、満場一致で承認。また、日遊協活動報告を担当した御手洗伸太郎専務理事は九州地区では広告宣伝に関する通報が低い水準であると語った。
総会後には来賓を代表して、九州管区警察局総務監察・広域調整部広域調整第一課の宮﨑英樹課長が登壇。宮﨑課長は日遊協が業界唯一の横断的組織として、各種健全化に取組んでいることを評価。九州各地区での社会貢献活動は地域の安心安全につながるものであり、継続した活動に期待した。
特別講演では、篠原菊紀教授（公立諏訪東京理科大学・日遊協理事）が、「スマートＰＬＡＹスタイルはお客様の脳を守ります～おまけ、快楽商売の基礎、ドーパミン神経のふるまい～」を演題に講演を行った。篠原教授はギャンブル等依存症という法律用語により、間違った認識が広まったことについて注意を促すなどした。続いて、マルハン東日本カンパニー・ブランド戦略部の西眞一郎部長が「パチンコ業界のパーパス～業界の勝ち筋～」をテーマに講演し、業界パーパス「遊びの力で、心を元気に。」の実現には、業界を挙げた取組みが不可欠としたうえで、特に若年層の業界への関心を惹起することが重要との考えを述べた。