ユニバーサルエンターテインメントは11月14日、2024年12月期第3四半期決算を発表。それによると売上高は923億6600万円(前年同期比マイナス25.6%)、営業利益は4億2300万円(同マイナス97.4%)、経常損失は119億7400万円(前年同期は322億9800万円の経常利益)、純損失は194億6100万円(前年同期は239億4300万円の純利益)となった。
遊技機事業は、売上高307億6100万円(前年同期比マイナス36.1%)、営業利益40億600万円(同マイナス64.5%)で減収減益。パチスロ機では「沖ドキ!BLACK」「スマスロ トロピカーナ」、パチンコ機では「Pドラムだ!金ドン 花火外伝」「Pメイドインアビス 虹の黄金域」を市場投入するも、販売台数はパチスロ機が1万1988台(前年同四半期は2万2510台)、パチンコ機が9674台(前年同四半期は1万4242台)と、前年同期より大幅に減少した。
統合型リゾート(IR)事業は、売上高609億4600万円(前年同期比マイナス18.9%)、営業利益19億9600万円(同マイナス83.6%)。ゲーミング事業において、フィリピンのカジノマーケット全体がジャンケットビジネスの停滞に直面する中で、オカダ・マニラにおいてVIP客の落ち込みが続いたことに加え、VIP、マステーブルの勝率が他の四半期に比べ低い水準だったことが影響し、減収減益となった。
メディアコンテンツ事業は、売上高3億4300万円(前年同期比マイナス44.5%)、営業利益は3億7400万円(同プラス31.4%)だった。
また同日、通期連結業績予想の下方修正を発表。遊技機事業において主要タイトル等の販売に期ずれが生じることになったこと、そしてIR事業においてもフィリピンのカジノマーケット全体でVIP客の落ち込みが見込まれるなど先行きが不透明な状況が続いていることから、売上高1260億円(前回予想値からの増減額マイナス740億円)、営業利益20億円(同マイナス340億円)、経常損失87億円(同マイナス287億円)、当期純損失183億円(同マイナス379億円)とした。