今回は11月末時点におけるパチンコの店舗別資産価値額を見ていく。
まず、パチンコ全体における直近半年間の資産価値額推移を見ていくと、
パチンコ資産価値額 | ||||||
2024/6 | 2024/7 | 2024/8 | 2024/9 | 2024/10 | 2024/11 | |
資産価値額 | 163,602 | 146,280 | 137,211 | 115,726 | 124,619 | 136,848 |
前月差 | +19,415 | ▲17,322 | ▲9,069 | ▲21,485 | +8,893 | +12,229 |
このように、11月末は10月末よりもパチンコ全体の資産価値額は上昇しており、これで2カ月連続で前月よりも上昇した。
11月末時点では、9月、10月は100万円以上で取引されている高額機種はなかったが、「e Re:ゼロから始める異世界生活 season2」の取引額が再び100万円を超えたことも、資産価値額が増加する一因だったといえよう。
これを踏まえて、11月末時点において資産価値額上位店舗を見ていくと下表の通りとなる。
パチンコ資産価値額上位店舗 | |||||
店舗名 | グループ名 | 住所 | 資産価値額 | 前月 | 前月順位 |
パールショップともえ7G・E・T葉山店 | カクタグループ | 千葉県富里市 | 594,410 | 672,052 | 1 |
パールショップともえ大和店 | カクタグループ | 神奈川県大和市 | 548,473 | 426,124 | 6 |
パールショップともえ木更津店 | カクタグループ | 千葉県木更津市 | 490,394 | 448,667 | 5 |
パールショップともえ7G・E・T鹿嶋店 | カクタグループ | 茨城県鹿嶋市 | 471,081 | 672,052 | 1 |
甲子園池袋店 | 新記総業グループ | 東京都豊島区 | 468,909 | 486,005 | 3 |
123+Nフェニックスプラザ摩耶店 | 延田エンタープライズグループ | 兵庫県神戸市灘区 | 449,991 | - | - |
キクヤ堺本店 | 喜久家グループ | 大阪府堺市中区 | 437,233 | 357,537 | 11 |
QUICK7大須店 | 善都グループ | 愛知県名古屋市中区 | 433,357 | 360,069 | 10 |
パールショップともえ7G・E・T鹿嶋2 | カクタグループ | 茨城県鹿嶋市 | 423,188 | 320,462 | 17 |
パラッツォ新検見川店 | パラッツォ東京プラザグループ | 千葉県千葉市花見川区 | 417,472 | 385,943 | 7 |
※11月末集計時点の店舗別資産価値額上位50位までのグループはこちらに掲載中
※またそれ以外全店のデータの閲覧を希望される場合はご連絡ください
このように、上位4位までは全て「カクタグループ」の店舗となり、同グループは2カ月連続でトップ10に5店舗が入る結果となった。
この5店舗のうち「7G・E・T」の屋号で営業している3店舗については、元々スロット専門店で営業している中に、15台以下の小台数スマパチを導入して営業しているものの、同グループの機種構成に対する意識の高さはうかがえる。
また、11月21日にグランドオープンした『123+Nフェニックスプラザ摩耶店』も6位に入っており、人気の高い機種を中心に取り揃えてグランドオープンを迎えようとしたものと思われる。
12月は多くの店舗がグランドオープンを予定している。これらの店舗が資産価値額の上位を占めるのか、それとも「カクタグループ」が変わらず上位を独占し続けるのだろうか。
[文・構成/情報島編集部]