今回は「日光商事グループ」の各種数値について、年別に見ていきたい。
まず「日光商事グループ」の店舗数・台数推移を2020年から見ていくと、下表の通りとなる。
日光商事グループ店舗数・台数推移 | ||||||||||
年月 | 店舗数 | P台数 | S台数 | 総台数 | 平均台数 | |||||
店舗数 | 前年差 | 台数 | 前年差 | 台数 | 前年差 | 台数 | 前年差 | 台数 | 前年差 | |
2020年12月 | 13 | 5,951 | 5,061 | 11,012 | 847.1 | |||||
2021年12月 | 13 | ±0 | 8,192 | +2,241 | 4,457 | ▲604 | 12,649 | +1,637 | 973.0 | +125.9 |
2022年12月 | 15 | +2 | 9,015 | +823 | 5,125 | +668 | 14,140 | +1,491 | 942.7 | ▲30.3 |
2023年12月 | 19 | +4 | 10,078 | +1,063 | 7,720 | +2,595 | 17,798 | +3,658 | 936.7 | ▲5.9 |
2024年12月 | 21 | +2 | 11,095 | +1,017 | 9,606 | +1,886 | 20,701 | +2,903 | 985.8 | +49.0 |
このように「日光商事グループ」の店舗数においては、2021年以降毎年前年よりも店舗数は増加しており、2021年末の13店舗から2024年末には21店舗まで増加した。2024年においても、年末のグランドオープンはなかったものの、春には『nikko1500広島店』『nikko1000四国中央店』、夏には『日光大球』のグランドオープンを行った。
このこともあり設置台数も前年よりも約3千台増加しており、平均設置台数も前年より約50台増加の985.8台となった。
これを貸玉別に分類していくと
日光商事グループパチンコ・スロット貸玉別台数推移 | |||||||||||||
年月 | パチンコ | スロット | |||||||||||
通常 | 低貸 | 通常 | 低貸 | ||||||||||
台数 | 前年差 | 比率 | 台数 | 前年差 | 比率 | 台数 | 前年差 | 比率 | 台数 | 前年差 | 比率 | ||
2020年12月 | 3,853 | 35.0% | 2,098 | 19.1% | 3,970 | 36.1% | 1,091 | 9.9% | |||||
2021年12月 | 5,443 | +1,590 | 43.0% | 2,749 | +651 | 21.7% | 3,933 | ▲37 | 31.1% | 524 | ▲567 | 4.1% | |
2022年12月 | 6,100 | +657 | 43.1% | 2,915 | +166 | 20.6% | 4,582 | +649 | 32.4% | 543 | +19 | 3.8% | |
2023年12月 | 6,499 | +399 | 36.5% | 3,579 | +664 | 20.1% | 7,073 | +2,491 | 39.7% | 647 | +104 | 3.6% | |
2024年12月 | 6,989 | +490 | 33.8% | 4,106 | +527 | 19.8% | 8,551 | +1,478 | 41.3% | 1,055 | +408 | 5.1% | |
このように貸玉別に見ていくと、貸玉問わず全て前年を上回っており、その中ではスロット通常貸玉の増加台数が最も多かった。そのためパチンコは貸玉問わず前年より設置台数は増加しているものの、設置比率は前年を下回っていた。
続いて新台(※)の導入状況を2022年から3年間見ていくと下表の通りとなる。
日光商事グループ新台導入推移 | ||||||
年 | 全体 | パチンコ | スロット | |||
台数 | 前年差 | 台数 | 前年差 | 台数 | 前年差 | |
2022年 | 12,381 | 8,478 | 3,948 | |||
2023年 | 14,267 | +1,886 | 8,527 | +49 | 5,745 | +1,797 |
2024年 | 13,155 | ▲1,112 | 7,404 | ▲1,123 | 5,751 | +6 |
※新台は導入日から4週以内に導入したもののみとする
積極的に新台を導入しているグループだが、2024年における新台導入台数は前年よりも下回っていた。
スロットにおいても、他の経営グループは前年よりも増加しているところが多いのだが、こちらにおいてもほぼ前年と同台数であった。
これに伴い、集計時点から半年間における新台導入評価を見ていくと下表の通りとなる。
尚、これは半年間の実績値に基づく評価であり、「S」ランクは全国500位以内、「A」ランクは全国1000位以内の店舗が該当する。
日光商事グループ新台導入評価 | ||||||
集計期間 | パチンコ | スロット | ||||
【S】 | 【A】 | 【S】 | 【A】 | |||
2022年7~12月 | 10 | 1 | 7 | 3 | ||
2023年7~12月 | 11 | 4 | 12 | 3 | ||
2024年7~12月 | 12 | 2 | 12 | 2 |
新台導入評価においては、最高ランクの「S」ランク店舗数はほぼ前年と同水準であった。
店舗数が増えたので「S」ランク店舗比率は減少したものの、「S」ランク店舗比率は50%以上を維持していた。
最後に、資産価値額も直近3年間について見ていく。
資産価値額はその当時の中古取引状況によって変動するので、前年との比較は意味がないので平均額との比較とする。
日光商事グループ資産価値推移 | ||||||
年月 | パチンコ | スロット | ||||
資産価値 | 平均差 | 資産価値 | 平均差 | |||
2022年12月 | 405,575 | +220,424 | 468,741 | +96,137 | ||
2023年12月 | 348,185 | +158,570 | 413,522 | +130,888 | ||
2024年12月 | 209,421 | +84,426 | 364,882 | +119,845 |
このように資産価値額は、パチンコ・スロットともに平均額を大幅に上回っていた。
ただし内訳を見ていくと、パチンコにおける平均額の差額は年々減少していた。
大型店舗が非常に多く1千台以上の超大型店舗も半数以上の12店舗が該当する「日光商事グループ」。毎年店舗数が増加いているが、2025年も同様の傾向が続いていくのだろうか。
[文・構成/情報島編集部]
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