全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は19日、東京都港区新橋の第一ホテル東京において、全国理事会を開催。終了後に定例記者会見を開き、全国理事会の内容を公表した。参与(補充)として平岡聖教氏(福岡県遊協・副理事長)の就任を承認したほか、のめり込み問題に対する全日遊連の対応として、チラシ広告への標語盛り込みを来期となる来年4月以降にも継続して実施することを審議・決議した。
全日遊連は9月の全国理事会において、のめり込み問題の対応として各ホールが発行するチラシ広告の一部に「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです」「のめり込みに注意しましょう」など、のめり込みへの注意を喚起する標語を盛り込むことを決議した。傘下ホールは10月1日以降順次、決議内容に基づいて標語の盛り込みを実施している。
阿部恭久理事長はこの取り組みについて、「現状では標語盛り込みを実施しなくても罰則はない。またチラシ以外の媒体に標語を盛り込むかどうかは各組合員の任意となっている。この施策がホール業界全体に浸透するのは、まだ時間がかかる。組合員に趣旨や意味合いを浸透させたうえで、“次”の施策を考えていかなくてはならない」と話した。またあわせて、年明けの賀詞交歓会が1月27日に同ホテルを会場に開催される予定であることが報告された。
記者会見終了後には会場を新橋の飲食店に移し、執行部と業界誌(紙)記者との懇親会が催された。
[2014年11月21日・日刊遊技情報]