SNKプレイモアは17日、東京都台東区上野のパセラリゾーツ上野公園前店で同社のパチスロ新機種「ビーストバスターズ」のプレス発表会を開催した。A+ARTタイプとなっており、ART「ビーストラッシュ」へのメインルートがボーナスとなる。ARTは純増枚数1.4枚、平均継続ゲーム数304ゲーム。専用筐体「ザ・ビースト」を使用する。10月中旬の納品開始が予定されている。
発表会の冒頭で挨拶に立った外山公一代表取締役社長は、6日の中国オンラインゲーム企業による同社買収について、中国に拠点を置くオンラインゲーム会社のパーフェクト・ワールド社の子会社レド・ミレニアムとの資本提携として説明。その目的を「ゲームをはじめとしたパチスロ・エンタテイメント分野の競争力強化、中国市場での弊社IP・ライセンス商品の展開」にあるとした。パチスロ事業については「今後も自社IP、他社IPを含め、開発力を強化する。弊社はゲームメーカーでもあるので、ゲームファンをパチスロに導くことで、パチスロのファン人口回復に寄与したい」と語った。パチスロ業界の課題としては、「20代若年層の遊技参加率が減少している。20代に一度遊んでもらえればその後も継続して遊んでくれるはずであり、若年層の参加率回復が必要」であるとして、今回発表の機種も若年層にとって魅力的に映る機種であるとアピールした。
つづいて行われた製品説明では同社営業本部営業企画部の平井道章シニアマネージャーが同機の特徴を説明。「ゲーム数やセット数管理ではないART中には、『プレイヤーのヒキ』が鍵を握る。打ちやすさ、ヤメにくさを重視した。ARTとボーナスに高い出玉感があり、ボーナスによる出玉を求める今の市場に必要な要素が詰まっている」と話した。
1000円あたりのベースは約30ゲーム。ARTは、準備中「エネミーゾーン」、メインとなる「バトルゾーン」、引き戻しチャンス「サーチゾーン」の3段階より構成されており、「バトルゾーン」の継続率は業界最高峰の89~99%。
タイアップコンテンツ「ビーストバスターズ」は同社の前身・SNKが1989年に発売したアーケード用ガンシューティングゲーム。近年にはスマホゲームへの展開も行われている。原作の世界観は本機において、通常時に999体の「ビースト」を“殲滅”できればART当選の期待度が高まる「バレット」を獲得できるなどのゲームフローに再現されている。
[2015年8月19日・日刊遊技情報]