サン電子は1日、2014年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。主要な3セグメント別では、「遊技台部品事業」が遊技機メーカーに販売する制御基盤などの販売が好調に推移。一方、「ホールシステム事業」では大型案件の受注が減少。台上演出パネル「プレボ」の販売でも、価格競争の激化から利益の確保には至らなかった。また「モバイルデータソリューション事業」は、携帯電話キャリア向けのデータトランスファー機器の販売が好調だった。
2014年3月期第2四半期の連結経営成績(累計)は、売上高126億6400万円(対前年同四半期増減率プラス30.3%)、営業利益13億5800万円(同プラス42.2%)、経常利益14億2300万円(同プラス49.9%)、四半期純利益8億300万円(同プラス38.1%)。
同社は、ホール向けの販売は不調でも遊技機メーカー向けは好調で、その結果、全社で大幅な増収増益を達成している。だが通期の業績予想については、「新機種の申請状況等により前後」するとして慎重な構えで修正を見送った。
[11月11日・日刊遊技情報]