金融機関および国内外のアミューズメント施設向けの貨幣処理機器などを開発・製造・販売する日本金銭機械は10月31日、2014年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
国内における遊技場向け機器市場ではマーケットの規模縮小から厳しい状況となったものの、北米地域で新規カジノの開設がつづき、また欧州地域で紙幣還流ユニットおよび紙幣識別機ユニットの販売が好調に推移するなど海外市場での売上が好調であったことに円安効果も加わって、対前年同四半期比で増収増益となった。
同社決算では当連結会計年度よりセグメントを会社組織の変更にともなって、「日本地域」「北米地域」「欧州地域」「アジア地域」と、地球を4つの地域に分けるセグメント区分に変更。従来の報告セグメントであった「日本金銭機械」と「遊技場向機器事業」が「日本地域」にまとめられた。セグメント別では「日本地域」のみ、対前年同四半期比でマイナス、他の3地域ではプラスとなり、特に「欧州地域」は対前年同期比でプラス196.0%と大きな伸びを見せた。
連結経営成績(累計)は、売上高139億9600万円(対前年同四半期増減率プラス14.4%)、営業利益9億8100万円(同プラス13.8%)、経常利益11億200万円(同プラス43.4%)、四半期純利益6億7100万円(同プラス22.1%)。
[11月12日・日刊遊技情報]