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日遊協、「高射幸性遊技機リスト」を公表

日本遊技関連事業協会(日遊協)は9日、「高射幸性遊技機リスト」を公表した。このリストに掲載されたのは、パチンコ全22社61機種とパチスロ全23社65機種。

「高射幸性遊技機リスト」は、全日遊連、日遊協、日工組、日電協、全商協、回胴遊商の6団体が9月30日に締結した「高射幸性遊技機の取り扱いについての合意書」、および「高射幸性遊技機についての申合せ」の趣旨に沿って、日工組と日電協が自主的に作成した。

リストに挙げられた機種を6団体は協力して検定期間以内に優先的に撤去する。また各メーカーは、指定された機種の下取りを行う。下取り価格については、各メーカーが個別に全日遊連に提示する。

「合意書」では、全日遊連が6月24日開催の臨時全国理事会で決議した自主規制「新基準に該当しない遊技機の取扱いについて(基本方針)」を支援すると決定。この「基本方針」では、各ホールにおける設置比率の目標値を定めた。

関係者によれば、「高射幸性遊技機」の基準は、パチンコで設計値9000個以上、パチスロでダイコクSISの差玉2万枚以上とのこと。対象機種の設置台数はパチンコ約60万台、パチスロ約70万台。リストの機種は今後、追加もしくは削除されるなど、見直しが予定されている。

本リストは、10月2日に開催された記者会見の時点では、6団体による合意がなされていないとして公開されなかった経緯がある。

[2015年10月15日・日刊遊技情報]

日本遊技関連事業協会(日遊協)

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