日本遊技関連事業協会(日遊協)の人材育成委員会(委員長・前田竜哉氏)は13日、東京都中央区日本橋の日本橋三洋グループビルにおいて、2015年度第2回「女性活躍推進フォーラム」を開催した。
会員企業から若手女性21人が参加した。マルハン人材開発部採用育成担当チーフの渋谷恵香氏が先輩社員として業界経験について講演し、またカラーコンサルタント兼キャリアコンサルタントの三浦まゆみ氏が「売上をアップするための色彩心理セミナー」と題したセミナーを実施した。
渋谷氏は2001年にマルハンへ入社。マネージャーや店長を経験してきた。講演では、自分が店長になった経緯や店長時代にどのようなことを意識しながら日々の営業に臨んでいたのかなどといった実体験と、女性社員がパチンコ業界でキャリアを積んでいく上での心構えなどを伝えた。店長時代の心掛けとして、「忙しそうにしない」、「アットホームな雰囲気づくり」、「いかに女性らしさを出せるか」などを挙げながら、「きっちりと休暇を取ったり、なるべく残業をしなかったりと、後輩社員が役職者を目指したくなるようなライフスタイルを実践してきた」と振り返った。また「今は女性の活躍が注目されているが、そういった風潮に甘えないでほしい。女性だからといって変な甘えを見せると男性社員は心から応援してくれない」などと述べ、「女性ならではの細かな気遣いや些細な変化に気づくことがスタッフのモチベーションを上げる」とアドバイスした。
三浦氏はセミナーで、色が人の心や体に与える効果や使い方、売上アップにつながる色彩心理を説明。「色は人の心とつながっている。人の気持ちを動かす」として、売れる店・売れない店の色づかいや色による人間の心理の変化などを専門的な観点から説明した。
フォーラムでは講演とセミナー終了後に、グループワークとディスカッションが行われ、人脈形成を視野に入れた交流が行われた。
本年度第3回目で総括となる「女性活躍推進フォーラム」は、2016年2月に予定されている。
[2015年11月18日・日刊遊技情報]