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セガサミー、通期業績予想の下方修正を発表 ~パチスロ年間販売台数を期初計画の6割以下に修正

セガサミーホールディングスは4日、5月11日に公表した2016年3月期の通期連結業績予想を修正すると発表した。売上、利益ともに大幅な下方修正となっている。修正の理由として主にパチスロの販売が低調に推移していることを挙げ、年間販売台数の見込みを期初の26万5000台から15万4000台に修正した。

修正後の通期業績予想は、売上高3550億円(前回発表予想からの増減額マイナス650億円、増減率マイナス15.5%)、営業利益100億円(同マイナス150億円、マイナス60.0%)、経常利益90億円(同マイナス160億円、マイナス64.0%)、当期純利益20億円(同マイナス170億円、マイナス89.5%)。前期実績では、売上高3668億1300万円、営業利益174億9500万円であったことから、今期業績予想は前期を下まわることになる。

パチスロ販売では、主力タイトルが堅調に推移したものの、その他タイトルは低調に推移。修正後の年間販売台数は期初予想の58.1%となる。パチスロ販売が低調な理由に、「依然として保通協における型式試験方法の運用変更前の基準において適合を受けたタイトルの稼働が底堅く推移している」ことを挙げた。パチンコ年間販売台数予想は、タイヨーエレックブランドを中心に前回発表予想の22万台から20万3000台に修正された。

また今後の取組みとして、全事業を収益性をベースに「成長」、「安定収益」、「縮小・撤退」の3カテゴリーにグループ分けし、対応したアクションを採ることをあわせて発表した。全事業を対象とした検討結果の概要を、来年5月に予定する2016年3月期通期決算発表時に公表するとしている。

[2015年12月8日・日刊遊技情報]

セガサミーホールディングス株式会社
151208segasammy