全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は、12日に開催した臨時全国理事会において、伊勢志摩サミット(第42回先進国首脳会議)開催にともなう遊技機の入替自粛期間を5月2日月曜日から同月27日金曜日まで全国一斉に実施すると決議した。首脳会議や関係閣僚会議の開催により今回の決議以上の取組みが必要な場合には、各都府県方面の判断により個別に対応する。この入替自粛には新台だけでなく、中古機およびチェーン店間の移動も含む。
今回の入替自粛の実施は、サミット開催期間中の警備業務を行う警察の治安維持活動に協力するために、入替による警察業務の負担軽減が目的。ただ、業界が推進することになっている「「遊技くぎ」の変更により性能が異なる可能性のある型式遊技機」への対応を先送りしているとも受け取られかねない長期の自粛は避けなければならないという事情もあり、1カ月弱という期間設定となった。自粛期間中に警察担当官が実地検査を行わずに済むよう変更承認申請の時期にも配慮することを、注記として決議事項に加えた。
[2016年2月15日・日刊遊技情報]