日本遊技産業経営者同友会(同友会)は17日、東京都台東区東上野のオーラムにおいて、2016年2月度定時理事会を開催した。理事会終了後に同友会事務局において記者会見を開き、業界紙(誌)の記者らに理事会の内容を説明した。理事会には正会員39社66人、賛助会員51社90人の計90社156人が出席した。
記者会見に出席した東野昌一代表理事は、10日に日工組より発表された第1弾の「撤去リスト」について、「回収方法など不明な点が多く、法人によって認識が異なる。ただ、(撤去を)求められていることは自覚しており前向きにやっていこうという意見が多かった。粛々と撤去を行っていく。(メーカーからの)補償に納得できるかどうかであり、全日遊連の動きを見ており、応援している」と説明。4月1日より施行される「製造業者遊技機流通健全化要綱」、「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」に対しては、「作業に必要な要員など課題が多い」との認識を示し、「メーカー同士の話し合いによるローコスト化が必要だろう」と述べた。
定時理事会では、賛助会員としてオーイズミとアルファエージェントの新規入会を承認。会員数は、正会員61社、賛助会員82社の計143社となった。1月22日開催の全日遊連全国理事会での課長講話や伊勢志摩サミット開催にともなう遊技機入替自粛期間についての情報交換が行われた。人材活用委員会によるストアコンパリゾンが好評で、次々回予定までが満員御礼となっていると報告。女性社員による交流研修会運営分科会では参加者により作成された会報紙「ルピナス」をHPにおいて公開予定であることも報告された。営業システム委員会、経営戦略委員会も報告を行った。
[2016年2月18日・日刊遊技情報]