一般社団法人遊技機リサイクル協会は2月24日、東京都文京区後楽の東京ドームホテルにおいて、第9回定時社員総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、小田精一代表理事の続投が決定した。
小田代表理事は挨拶のなかで、日工組による回収・撤去リストに触れて、「市場価値がゼロになる回収台を不法投棄させないよう、我々にはしっかりと廃棄処理する義務がある。指定業者にも改めて説明していく」と述べた。また4期目の代表理事就任にあたっては、「責任が重くのしかかるが、業界発展のために尽くしていく。未加盟の県遊協に働きかけて今期こそ参加県遊協30組合を目指したい。パチンコ・パチスロの廃材をエコバッグなどに生まれ変わらせるリサイクルの“見える化”を一般の人にも周知させたい」と今期の抱負を語った。なお同協会への参加組合数は現在、1都24県3方面の計28組合となっている。
議事進行では、2015年度事業・決算報告、2016年度事業計画・収支予算など、上程された議案をすべて原案通りに可決承認。事業報告では、2015年度の同協会システムによる遊技機の回収台数は、パチンコ21万2632台(対前年度比10.93%増、2万959台増)、パチスロは6万6948台(同1.14%減、769台減)。事業計画では、①パーツリサイクルの促進、②障がい者自立支援および高齢者雇用の支援、③排出部材・部品の利用促進および商品開発を三本柱としたうえで、まだ同協会に参加していないメーカーや府県方面遊協に対する参加の呼びかけを行うとした。
[2016年3月1日・日刊遊技情報]