日本遊技機工業組合(日工組)はこれまでに、「「遊技くぎ」の変更により性能が異なる可能性のある遊技機」を指定した「回収対象遊技機一覧表」を、2月10日の第1次、3月2日の第2次の2回に分けて発表してきた。「一覧表」掲載機種の設置状況について、2月29日の調査週におけるの設置台数と、約1カ月後となる3月28日の調査週における設置台数を比較した。ビジョンサーチ社データベース部が保有するデータを使用した。2月29日調査週の時点で「回収対象遊技機」は10万4937台設置されていたが、3月28日調査週には8万309台に減少。台数差異はマイナス2万4628台となっており、撤去率では23.5%に留まったことになる。
設置台数の多い機種の撤去率に注目すると、「CRルパン三世7H9AZ1(H9AZ2)」(平和)47.5%、「CR牙狼FINAL‐XX」(サンセイR&D)41.7%と撤去が順調に進展したのに対し、「CRスーパー海物語IN沖縄3 HME」(三洋)では15.4%と撤去がほとんどすすんでいない状況が浮き彫りとなった。
[2016年4月6日・日刊遊技情報]
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