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日工組、ホールコンピュータの具体的な開示内容を連絡

日本遊技機工業組合(日工組)は7日付でホール関係の業界団体に対し「ホールコンピュータのデータの開示等のご協力について(ご参考)」と題した文書を発出した。日工組は3月31日付の文書「新たな流通制度に関しての依頼事項等」(「日工組発第214号」)のなかでホール関係団体に対し、4月1日から施行している「製造業者遊技機流通健全化要綱」および「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」で定めた「部品交換確認書」に関わるパチンコの点検作業において点検確認者がホール営業者に対しホールコンピュータのデータ開示について協力を求めていた。今回の文書ではその具体的な開示内容を伝えた。

 

日工組が開示を求めるデータの項目は、通常時の出玉率(B)、確変もしくは時短時の出玉率(BA)の2項目。売上などの機密情報の開示を求めることはないとしている。ホールコンピュータの画面上、もしくは印刷物などから点検確認者が目視で開示データを記録する。データを確認できない場合、もしくはホールコンピュータを導入していない場合には点検確認の際に点検確認者が通電作業により、取扱説明書の設計値と各社で決めた時間の“実射した値”で比較する。なお点検確認者には身分証として遊技機取扱主任者証の提示が義務づけられており、提示がない場合には当該点検確認者への提示の要請を求めている。

 

日工組がデータの開示を求めているのは、取扱説明書にベースの基準が記載された4月1日以降に新台として設置された機種に対してのみが対象となる。4月1日以前に設置された型式のくぎ交換の場合には、従前と同様の確認方法が適用される。

 

[2016年4月13日・日刊遊技情報]

 

日本遊技機工業組合(日工組)

 

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