東京都遊技業協同組合(都遊協)は27日、東京都新宿区の遊技会館で定例理事会を開催した。
その中で、「検定機と性能が異なる可能性がある遊技機」の撤去・回収対象となった遊技機の回収に向けた施策として、日本遊技機工業組合(日工組)が全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)に対し、リユース機の活用を提案していることを報告した。これはメーカー側が回収対象機の一部を回収した後に、部品をリユースし、既存の枠を利用した新しい型式として、検定を受けたリユース機の供給を促進するというもの。かねてからその際の入替コストについて議論が行われており、日工組は「セル定価で20万円を超えない価格で対応するとともに、各社さらに価格を下げるよう努力する」とし、さらなる低コストでの入替実現に向け、引き続き努力を重ねる姿勢を示した。
日工組は2016年度中に、日工組メーカー全体でこれらリユース機を約20機種の投入を計画している。また、販売時期に関しては、伊勢志摩サミット明けとなる6月より、順次販売開始を予定しているとした。
[2016年5月2日・日刊遊技情報]