SANKYOは11日、2016年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。パチンコでは自社ブランドの「CRF宇宙戦艦ヤマト」2万4000台、「CRFマクロスフロンティア2」2万600台、「CRFアクエリオンEVOL」1万4600台、「CRF宇宙戦艦ヤマト ONLY ONE」2万5000台、「CRF機動戦士ガンダム LAST SHOOTING」2万6200台ほか、ジェイビーブランドの「CR(A)パッションモンスター」1万5100台、「グレート・ザ・キング」1万7400台を販売。さらにビスティブランドの「CRヱヴァンゲリヲン10」5万3800台、「CRヱヴァンゲリヲン9R」1万1700台を合わせ、販売台数は対前期比3万3546台減の合計29万6346台となった。パチスロでは自社ブランドの「パチスロ修羅の刻」1万1100台、「パチスロ マクロスフロンティア2 Bonus Live Ver.」1万1700台に加えビスティブランド「ヱヴァンゲリヲン 希望の槍」2万6600台、「ヱヴァンゲリヲン 魂を継ぐもの」1万5200台、「機動戦士ガンダム 覚醒」1万2500台を合わせ、対前期比3万1988台減の合計8万125台を販売した。新基準機への移行に向けて、タイアップコンテンツ以外にも様々な版権、またスペックの機種を導入。しかし移行前の駆け込みによる販売競争や、新基準機への様子見展開のため、販売台数はパチンコ、パチスロ共に減少し、売上高も前期比で微減となった。一方で販売単価の上昇や広告宣伝費などの減少により営業利益は増益となった。
また連結子会社の三共クリエイトが保有する吉井カントリークラブのゴルフ場運営固定資産において、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、32億円の特別損失を計上したため、当期純利益の増益分が減少している。
2016年3月期の連結経営成績は、売上高1371億3000万円(対前期増減率マイナス6.4%)、営業利益188億2600万円(同プラス42.3%)、経常利益199億6500万円(同プラス34.3%)、当期純利益104億8500万円(同プラス20.1%)となった。
なお2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高1350億円(対前期増減率マイナス1.6%)、営業利益160億円(同マイナス15.0%)、経常利益168億円(同マイナス15.9%)、当期純利益111億円(同プラス5.9%)と、全体で減収と予想。グループによる販売台数は、パチンコ29万7800台(14タイトル)、パチスロ8万台(5タイトル)を予定している。
[2016年5月17日・日刊遊技情報]