日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)と日本遊技機工業組合(日工組)はこのほど、業界7団体に対して「新基準に該当しない高射幸性遊技機設置状況の推移(20160430)について」とする文書を発出。パチスロの新基準に該当しない遊技機および高射幸性遊技機の台数推移を公表した。
いわゆる旧基準機では、昨年6月30日時点で101万6898台が設置。設置比率では64.46%を占めていたが、昨年末のメイン基盤管理による新基準機導入以降は比率が減少に転じた。本年4月30日時点での旧基準機の設置台数は78万4121台で、昨年6月30日時点より23万2777台減少。総設置台数158万8746台に占める設置比率は49.35%と調査以来初めて5割を切った。
一方で旧基準機のうち、「DK-SIS」出玉情報2万枚以上を記録したいわゆる高射幸性遊技機の比率が上昇。昨年9月30日時点で高射幸性遊技機は70万1482台が設置されており、旧基準機内における設置比率では67.62%となっていた。設置比率は昨年11月30日に一旦減少へ転じたものの、12月31日時点で再び上昇。昨年9月30日時点から本年4月30日までに14万5952台減少しているが、設置比率は70.85%まで上昇。旧基準機の減台は順調に進んでいるが、高射幸性機については撤去が緩やかになっている現状が浮き彫りとなっている。
なお、表中の総設置台数(全体)とは全日遊連調査の台数に非組係数1.05263を掛けた台数。新基準に該当しない高射幸性遊技機の設置台数は、P‐WORLDのデータに補正計数1.2035を利用して算出されている。
[2016年5月25日・日刊遊技情報]
日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)
日本遊技機工業組合(日工組)