日本遊技関連事業協会(日遊協)は19日、東京都中央区の本部会議室において第1回定例理事会を開催した。理事会では、6月9日開催の総会で上程する2015年度の収支決算、2016年度の予算案を承認。また任期満了に伴う役員改選案も承認された。総会で議決される役員改選では、庄司孝輝会長の留任がほぼ確定した。そのほか熊本地震の九州支部による被災地支援のボランティア活動を報告。本部から派遣を予定している支援活動についても話し合われた。
理事会後の会見では、GWに開催された「ニコニコ超会議2016」のブース出展について感想を求められた庄司会長は、「あそこに集まる若者が生み出す活気を、店舗にも取り入れたい。今年は遊技台をゆっくり打ってもらうため椅子も設置し、試打時間も15分に拡大したためお客さんの満足度も高かったと思う」と述べた。また「ちょいパチ」に関しても、現在日遊協の機械対策委員長が各支部で説明を行っているとした。
そのほか、遊技機の撤去回収問題については新基準に該当しない遊技機が約49%、高射幸性遊技機が約20%で推移。撤去状況を6月に一度評価して、改めて6団体と行政で対応策を判断するとした。さらに「遊技機取扱主任者講習」に関しても、現在前年の5割増で対応しており、様子を見ながら試験回数を増やすなど今後の対策を検討するとした。また10月と12月には全日遊連のホール関係者を対象に、東京と大阪で大規模な試験を開催するとしている。
[2016年5月30日・日刊遊技情報]