ユニバーサルエンターテインメントは13日、2016年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。通期でパチスロ7タイトル、パチンコ3タイトルを市場に投入。導入台数は、約20万7000台となった。来期の計画ではパチスロ22万台、パチンコ3万2000台の計25万2000台の販売を予定している。
2016年3月通期の連結経営成績は、売上高917億900万円(対前期増減率プラス4.1%)、営業利益168億9600万円(同マイナス19.7%)、経常利益223億4300万円(同プラス1.3%)、当期純利益156億6100万円(同プラス53.9%)。またパチンコ・パチスロ事業の売上高は882億9000万円(同プラス4.2%)、営業利益318億5100万円(同マイナス11.2%)で、当期は自主規制やパチンコのくぎ問題など、様々な業界内の問題が業績に影響し、減益になったとしている。
ただその中でも第4四半期には、パチスロで「沖ドキ!」の後継機である「沖ドキ!トロピカル」、「A PROJECT」第5弾となる「ゲッターマウス」、岡崎産業とのコラボ第3弾となる「ミラクル」の3タイトルに加え、「ハナビ」の新パネル機「ハナビ FINAL白夜Ver.」の追加販売を行った。パチンコでは「CR天元突破グレンラガン」、「CR緑ドン 花火DEボ~ンジョルノ」のデジ羽根タイプ追加スペックの2タイトルを販売。また2017年3月期のパチスロ第1弾として、プロジェクションマッピングを採用した「アステカ 太陽の紋章」をすでに販売開始している。
同社グループがフィリピンで開発するカジノリゾートプロジェクト「マニラベイリゾーツ」においては、ホテルタワーの外装工事がほぼ完了。現在は内装工事に着手している。今後はカジノだけでなく、ホテル、レストラン、ショッピングモール、世界最大級の噴水を備えた世界最高峰のカジノリゾートとして2016年12月の開業を目指す。
2017年3月期の連結業績予想は、売上高1100億円(対前期増減率プラス19.9%)、営業利益168億円(同マイナス0.6%)、経常利益168億円(同マイナス24.8%)、当期純利益92億円(同マイナス41.3%)。引き続き自主規制などの問題や、5月に開催の伊勢志摩サミットによる入替自粛などの影響で、減益を予想している。
[2016年5月30日・日刊遊技情報]