全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は24日、東京都港区のSHINAGAWA GOOSにおいて、第25回通常総会を開催した。総会は51会員中、47会員が出席し成立。任期満了に伴う阿部恭久理事長及び監事改選など全7号議案すべてを可決、現執行部の再任を決議。挨拶に立った阿部理事長は、「厳しい状況ではあるが、少しでも良い遊技環境ができるよう一丸となって進んでいきたい」と抱負を述べた。
理事会後の懇親会では、警察庁生活安全局保安課小柳誠二課長の祝辞を同課の大門雅弘課長補佐が代読。同協会が行ってきた遊技産業健全化推進機構への支援を始めとする不正防止対策やリカバリーサポートネットワークへの支援、駐車場の巡回等を通じた児童の車内放置事案防止対策、広告宣伝等に掛かる相互チェックシステム、のめり込み対策や業界の健全化に向けた取組みなどに対し、「今後ともこうした活動に最大限の努力をして頂きたい」と、更なる活動の推進を求めた。
同じく懇親会で登壇した日本遊技機工業組合(日工組)の金沢全求理事長は、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の問題に関して、「第1次と第2次分については8月までに回収という我々の考えのもと、ホール関係の方々にもご協力も頂き、現在80%以上が既に外れている、もしくは外れる予定で手続きがされている」と語った。さらに23日に公表した第3次(最終)回収リストに関しても、「年末までにいかにスムーズに行うか、各団体の皆様と協議し進めていく必要がある。そうでなければ、外し残しが出る可能性がある」と回収撤去への理解と協力を求めた。また「阿部理事長を始め執行部の皆様とは月に数回は条件面や代替機、また安心安全で面白い遊技機をどう作るかなど、様々な案件について協議を重ねている。今後は今年から来年に掛け、ご迷惑を掛けた分の信頼回復に向け、頑張っていきたい」と話した。
[2016年6月28日・日刊遊技情報]