全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は16日、東京都港区新橋の第一ホテル東京において定例理事会を開催。理事会後には業界紙(誌)を対象とした記者会見を開催した。
阿部恭久理事長は、理事会冒頭で「業界全体の取り組みとして進めてきております『検定機と性能が異なる可能性のある遊技機』の回収撤去について、全国的にはかなり進んでいるという報告もありますが、まだ100%には至っておりません。業界として約束した内容ですので、理事の皆様のご協力もいただきながら、100%とならなければ、業界として実行したとは言えないと考えています」と、挨拶。また総会に先立って行われた臨時総会では、新理事として千原行喜氏(岡山・成通グループ代表取締役)を新理事に承認した。機械対策委員会への所属となる。
会見では、「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」の回収撤去状況について、12日の7団体連絡会議で日工組から8月末で99%以上を達成したとの報告があったことを説明。また、最終集計については9月20日に全商協が取りまとめ、22日に日工組より報告が行われた。
阿部理事長は「メーカーに対して言いたいこともあり、まだ外されていないホールにもご理解いただければ、100%撤去される状況になると思う。またメーカーには、相手の立場も考えて欲しいと伝えていきたい」と述べた。
一方、「第3次(最終)撤去リスト」掲載機種の回収撤去に関しては、全日遊連と日工組間で今後も協議を行うとした。また、現在定期的に行っている7団体連絡会議を、日電協、回胴遊商を加えた9団体へ拡大することも確認された。
[2016年9月23日・日刊遊技情報]