藤商事は1月30日、2017年3月期第3四半期決算短信[日本標準](非連結)を発表した。第3四半期決算短信の業績(2016年4月1日~12月31日)は売上高238億2600万円(対前年同四半期増減率マイナス16.4%)、営業損失19億2100万円(前年同期4億2600万円の営業利益)、経常損失19億400万円(同5億3100万円の経常利益)、四半期純損失14億5400万円(同2億7700万円の純利益)と期初計画を大幅に下回った。あわせて通期の業績予想も下方修正が行われ、修正後の2017年3月期通期業績予想は売上高315億円(増減額マイナス185億円、増減率マイナス37.0%)、営業損失26億円(増減額マイナス76億円)、経常損失26億円(同マイナス76億円)、当期純損失19億円(同マイナス52億円)で赤字決算になる見通しとなった。
修正の主な理由は、撤去対象機の回収問題により入替需要は活発化したものの、第3四半期において対象機種の多数を占める他メーカーの後継機種に入替が集中。そのためパチンコ1タイトルの発売を来期以降に延期するなど、販売計画を見直したことを挙げている。なお通期での販売台数は、パチンコ機が発売8タイトルから7タイトルに変更となり当初計画の13万台から9万3000台に、パチスロ機が発売2タイトルから1タイトルに変更となり当初計画の2000台から1000台に減少するとしている。
[2017年2月10日・日刊遊技情報]