サン電子は12日、2017年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2017年3月期通期の経営成績は、売上高246億9800万円(対前期増減率プラス8.0%)、営業利益1億4100万円(同マイナス65.3%)、経常損失2億2100万円(前期経常利益1億8500万円)、当期純損失5億8100万円(前期純利益1億5400万円)。モバイルデータソリューション事業においては増収増益と好調に推移。一方で、遊技機関連部品の販売を含むエンターテインメント関連事業は、業界の自主規制などにより遊技機の新台導入や設備投資が鈍化。またAR技術を生かした新規事業の開発費に加え、営業外費用として持分法による投資損失3億8600万円を計上したことや、イスラエルの連結子会社に係るのれんの減損処理に伴う特別損失2億7400万円を計上したことが響き、最終的に約6億円の純損失となった。
なお2018年3月期通期連結業績予想は、売上高260億円(対前期比プラス5.3%)、営業利益2億円(同プラス40.9%)としながらも、新規事業が立ち上がり段階であり、先行的な研究開発費が発生し、回収にまだ時間がかかるため、経常損失を1億円、当期純損失を2億円と予想している。
[2017年5月29日・日刊遊技情報]