回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)は5月23日、東京都文京区の東京ドームホテルにおいて2017年度通常総会を開催した。
役員改選では12年間に渡り理事長を務めた伊豆正則氏が相談役に退き、新たに大饗裕記氏が理事長に就任。これまでの功績を称えて感謝状と花束が贈られた伊豆前理事長は、「皆さんのご協力があって、業界団体の中でも最も長い代表として業界の仕切り役を務めさせて頂いた。12年ものあいだ、私の後ろには600社がいるという信念と覚悟を持ってやってきたことで、販売会社がメーカーやホールに対してモノを言える地位が築けたと思っている。本当にお世話になりました」と、これまでの理事長時代を振り返った。
また大饗新理事長は総会後に開かれた組合大会で「この12年間、伊豆理事長体制のもと中古機流通制度の確立、確認シール事業など様々な業務を通じて地位を向上させてきたことで、回胴遊商は業界6団体の一角を占めるまでになった。今後は、組合員が明日に希望の持てる販売業の確立に向け、強い信念と覚悟をもって組合を引っ張っていきたい」と挨拶を行った。
組合大会後には「一般社団法人ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子氏が「ギャンブル依存症について」のテーマで講演。自らのギャンブル依存症体験や現在の活動内容などを語った。また依存症対策団体と各産業界が協力して依存症対策を確立したアルコール業界の事例を紹介し、ギャンブル等依存症対策法案ではパチンコ業界と協力していく必要がある」と話し、パチンコ業界と依存症対策団体や依存症者がともに歩めるシステム作りの必要性を訴えた。
[2017年6月1日・日刊遊技情報]