日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)は9日、東京都千代田区丸の内のパレスホテル東京において第37回通常総会を開催した。
任期満了による役員改選では、佐野慎一理事長の再任を決議。また今回から新たに設けられた筆頭副理事長には、オリンピアの兼次民喜氏が就任した。
総会の冒頭で挨拶に立った佐野理事長は「本年度も新流通制度の適正な運用、高射幸性遊技機の撤去促進や依存問題などの課題に力を合わせて乗り切らなければならない」と話し、組合員へ更なる協力を要請。合わせて加盟メーカーによるパチスロ新台の販売状況を表す同組合の証紙発給枚数も公表され、2016年度分(2016年4月~2017年3月)は60万3554枚と、昨年度比で9.2%の減少となっている。
また総会後の記者会見で佐野理事長が5.9号機基準への対応と6号機の規則改正について言及し、「今回の規則改正で一番大きな点は、指示(ART)機能を規則内にどう取り入れるかということ。これについては行政に要望を既に出している」と先を見据えて、議論を進めていることを示した。
[2017年6月13日・日刊遊技情報]