神奈川県遊技場協同組合(神遊協)は16日、神奈川県横浜市西区の横浜ベイホテル東急において第51回通常総会および第24回神奈川県遊技場防犯協力会連合会通常総会を開催した。
総会は組合員総数281名中、本人出席44名、委任状出席218名の計262名が出席で成立。2016年度事業報告など10議案すべてを可決承認した。
また任期満了に伴う役員改選では、大和綾瀬・座間海老名地区の伊坂重憲理事長が4期目の再選を果たしている。
冒頭で挨拶に立った伊坂理事長は「業界を取り巻く環境はまだまだ先行き不透明だが、今ここで日本の文化でもあるパチンコという大衆娯楽の火を消すわけにはいかない。遊技人口の回復に取り組み、メーカーに対しても遊技機の低価格での提供を求めるなど業界が一体となってパチンコの復活を目指していくことが重要。若年層のパチンコ、パチスロ離れなどもあるが現在の苦しい時こそ、憩いの場としてお客様が少しのお金で楽しく遊んでいただける遊技場を提供していきたい。また営業の健全化と違法行為に対しては、行政の指導を待つまでもなく自らを厳しく律して成熟した産業を目指していく。そのためにも、引き続き指導教育を徹底していただくことを強くお願いしたい」と理事長4期目を迎え、決意を新たにした。
総会では退任する役員への感謝状授与のほか、永年勤続者、社会貢献及び業界のイメージアップに貢献した個人・団体を表彰。来賓からは、神奈川県警察本部生活安全総務課の若松和夫課長補佐が登壇され、日頃の社会貢献活動などを高く評価しつつも、健全営業のさらなる推進を要望したほか、置引きをはじめとした自主防犯活動の強化を促した。
また総会後に行われた祝賀会では、神遊協が支援してきた「だいちゃんを救う会」のご家族が出席。また黒岩祐治神奈川県知事が祝辞を述べ、「救う会」への協力を感謝するとともに、今後も健全営業の推進を求めた。
[2017年6月22日・日刊遊技情報]