セガサミーホールディングスは5日、京都大学と共同してギャンブル依存症のプロセス研究に乗り出すことを発表した。
研究は京都大学こころの未来研究センターで実施。実際に海外のカジノで遊ぶ日本人のプレイデータを収集・分析をすることで、人が危険な賭けに至る前の兆候を明らかにすることを目指す。
期間は2018年から2021年3月までの3年間。
同社は「研究成果がギャンブル依存症を発症するメカニズムの解明に寄与していくものと期待しており、日本においてギャンブル依存症の発症、進行および再発防止の対策が講じられるよう活用していく」とした。
日本国内ではIR導入に向けた本格的な準備が行われており、外国人旅行者などの増加で観光産業の活性化や経済的メリットなどが挙げられる一方、懸念される治安悪化やギャンブル依存症といった社会的課題に向き合うことで、事業者としての責務を果たしたいとしている。
[2017年12月12日・日刊遊技情報]