昨年11月末にスマスロが導入されてから1年が経過した。そこで、今回はこの1年間の店舗数・台数推移を見ていく。
2022年11月から2023年10月までにおける、月ごとの店舗数および台数推移は下表の通りとなる。
店舗数・台数推移 | |||||||||
22年11月 | 22年12月 | 23年1月 | 23年2月 | 23年3月 | 23年4月 | ||||
店舗数 | 7,227 | 7,204 | 7,152 | 7,105 | 7,043 | 7,007 | |||
P台数 | 2,200,575 | 2,199,833 | 2,191,717 | 2,182,440 | 2,167,988 | 2,157,684 | |||
S台数 | 1,346,455 | 1,351,373 | 1,347,785 | 1,343,334 | 1,335,414 | 1,337,530 | |||
総台数 | 3,547,134 | 3,551,307 | 3,539,606 | 3,525,876 | 3,503,468 | 3,495,318 | |||
23年5月 | 23年6月 | 23年7月 | 23年8月 | 23年9月 | 23年10月 | ||||
店舗数 | 6,963 | 6,935 | 6,900 | 6,854 | 6,803 | 6,755 | |||
P台数 | 2,149,626 | 2,144,122 | 2,133,484 | 2,116,502 | 2,102,245 | 2,090,716 | |||
S台数 | 1,342,073 | 1,341,265 | 1,341,743 | 1,347,937 | 1,343,712 | 1,340,963 | |||
総台数 | 3,491,803 | 3,485,491 | 3,477,070 | 3,464,439 | 3,445,961 | 3,431,679 |
※2020年1月からの月間店舗数・台数推移はこちらにて掲載
このように店舗数・台数ともに減少傾向にあるが、パチスロの台数推移を見ていくとここ2カ月間は連続して1000台以上の減少となっているものの、それでも半年前と比較すると設置台数は増加している。
それでは経営グループ別に見たらどうだろう。
この1年間でパチンコは減台したもののパチスロは増台したグループを台数が多い順に下表にて抽出した。
パチスロに特化した経営グループ | |||||||||
グループ名 | P差分 | S差分 | |||||||
ダイナムグループ | ▲157 | +7,461 | |||||||
マルハングループ | ▲1,431 | +4,258 | |||||||
松原興産グループ | ▲623 | +2,352 | |||||||
フェイスグループ | ▲113 | +1,144 | |||||||
遊楽グループ | ▲580 | +744 |
上表は、条件に合致する経営グループの中で、パチスロ増台数上位5グループになるのだが、この条件に合致する経営グループは非常に多い。
しかも店舗数の多い大手チェーンだけでなく、経営店舗数が5店舗未満のところも非常に多く、大多数の店舗・企業がパチスロに活路を見出しているのだろう。
シマ設備や台間サンド、通信機器などが別物なので、今まではパチンコ、パチスロで分ければ良かったものを、パチンコ、スマパチ、パチスロ、スマスロと分けた上で、導入、撤去、島移動を考えなければならなくなった。これはホールにとって負担になるのでは。もちろん両対応の島を作ることも可能だろうが、それはすまーと機を入れる意味がなくなる。