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【パチンコ経営企業分析】低貸玉比率が高い「長崎県」、8月以降にパチンコの「S」ランク店舗数が徐々に増加している ~地域別新台導入評価

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は直近の新台導入評価(※1)において、パチンコの「S」ランク店舗が増加した「長崎県」の状況を見ていく。

直近の集計時点における、「長崎県」の営業店舗数は103店舗。パチンコ・パチスロ・貸玉別の設置構成を見ていくと、通常パチンコは27.9%(全国平均:32.6%)、低貸パチンコは32.8%(全国平均:27.9%)、通常パチスロは30.3%(全国平均:32.0%)、低貸パチスロは9.0%(全国平均:7.5%)と、低貸玉の比率が高いことが特徴と言えよう。

そんな「長崎県」の新台導入評価「S」「A」ランク店舗数の推移は下表の通りとなる。

期間 「S」ランク店舗数 「A」ランク店舗数
パチンコ パチスロ パチンコ パチスロ
2022年8月~2023年1月 6 4 8 10
2022年9月~2023年2月 7 4 9 11
2022年10月~2023年3月 7 3 9 13
2022年11月~2023年4月 4 4 13 11
2022年12月~2023年5月 5 3 13 12
2023年1月~2023年6月 5 4 13 12
2023年2月~2023年7月 6 4 15 11
2023年3月~2023年8月 8 4 14 10
2023年4月~2023年9月 9 5 12 10
2023年5月~2023年10月 11 4 8 12

このように「S」よりも「A」ランク店舗がパチンコ・パチスロともに多かったのだが、8月以降パチンコの「S」ランク店舗数が徐々に増加し、直近の集計では「A」ランク店舗数を上回る結果となった。

パチスロは変わらず「A」ランク店舗のほうが圧倒的に多いことから、他県と比較して上位店舗は積極的にパチンコの新台を導入するようになったのだろう。

次に「S」ランク店舗について見ていく。

長崎県内において、パチンコ・パチスロのどちらかで「S」ランク評価だったのは12店舗。これらをグループ別にまとめると下表の通りとなる。

「S」ランク店舗数
グループ名 店舗数 両方
王蔵グループ 8 3 2 2 3
NEXUSグループ 8 3 0 0 3
タイラベストビートグループ 2 2 1 1 2
テンガイグループ 6 1 0 0 1
ひぐちグループ 6 1 0 0 1
SB Good Industryグループ 1 0 1 0 1
烏川商事グループ 4 1 0 0 1

※同一店舗でパチンコ、パチスロそれぞれ「S」ランクの場合もあるので、合計値と「P」「S」の合算値は異なる場合がある
※店舗数は「長崎県」内の営業店舗数

このように、該当する経営グループは九州地方を中心に多店舗展開しているグループに加え、近年九州地方にて積極的な店舗展開を見せている「NEXUSグループ」が入った。

また、「SB Good Industryグループ」の『シルバーバック諫早西店』はパチスロのみ「S」ランクという珍しいケースとなっている。

パチンコを中心に新台導入頻度が他県よりも徐々に増えている「長崎県」。次回も「S」ランク店舗が10店舗以上になるのだろうか。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


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