【パチンコ経営企業分析】スマパチ「Ｒｅ：ゼロ　ｓｅａｓｏｎ２」の高騰によりパチンコ資産価値額上位店舗が大きく変動

「ｅ　Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活　ｓｅａｓｏｎ２」（大都）

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は各店舗におけるパチンコの資産価値額を見ていく。

ここ２カ月において「スマートぱちんこ　ソードアート・オンライン」の中古取引額が高額であったため、パチンコはスマパチのみを少台数設置している店舗の資産価値額が高くなっていた。そして今回１１月末時点においては、スマパチの「ｅ　Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活　ｓｅａｓｏｎ２」が３３０万円という２０２３年のパチンコにおいて最も高い中古取引額であったので、その傾向がさらに強くなっていた。

また、直近の集計において、本来はパチスロ専門店なのだが、スマパチを１０台未満設置する店舗が増えたため、１１月末時点でのパチンコにおける資産価値ランキングは大きく変動している。

まずは、１０月末と１１月末における高額取引機種を下表にて見ていく。

このように明らかに取引額が１機種だけ突出しているのが確認できる。

その結果、パチンコ全体の資産価値額は１０月末の１２万４６３３円から１１月末は１５万１６８９円と２万７０５６円増加している。

これを踏まえた上で１１月末時点の資産価値額上位店舗を下表にて記していく。

※店舗別資産価値額上位５０位までのグループはこちらに掲載中

ちなみに上位３店舗および５位の『パールショップともえ７Ｇ・Ｅ・Ｔ鹿嶋２』と『パールショップともえ７Ｇ・Ｅ・Ｔ葉山店』の計５店舗は、パチスロ専門店の中にスマパチをそれぞれ１０台未満導入している店舗。７位の「ＱＵＩＣＫ７大須店」もスマート遊技機専門店で各店舗とも「ｅ　Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活　ｓｅａｓｏｎ２」を設置しているため資産価値額が非常に高くなっていた。

また、「カクタグループ」の運営店舗が４店舗入っている点も特徴としてあげられよう。

今後は「ｅ　Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活　ｓｅａｓｏｎ２」の取引額次第になるのは間違いなく、どのようなランキングになっていくのか引き続き注目していきたい。