直近のパチスロ新台導入評価(2023年6月~2023年11月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。
上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
東京都 | 486 | 60 | 57 | +3 |
愛知県 | 364 | 52 | 54 | ▲2 |
神奈川県 | 329 | 49 | 45 | +4 |
福岡県 | 258 | 37 | 33 | +4 |
埼玉県 | 294 | 33 | 32 | +1 |
千葉県 | 264 | 30 | 34 | ▲4 |
大阪府 | 452 | 27 | 32 | ▲5 |
前回集計時と比較すると、「S」ランク店舗数が20店舗以上ある都道府県は変わらなかったが、20店舗以上ある都道府県を見ると、「東京都」「神奈川県」「福岡県」は3店舗以上増えているものの、「千葉県」「大阪府」は4店舗以上減少しており、都道府県によって動きに大きな差が見られた。
その他「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ていくと、茨城県(16店舗)、岡山県(14店舗)、静岡県・北海道(以上12店舗)、福島県(11店舗)、北海道(12店舗)、岐阜県・兵庫県(10店舗)となっており、前回は9店舗だった「兵庫県」が10店舗以上となった。ただしこれらの都道府県を見ていくと、前回よりも同数以上なのは前述した「兵庫県」を除くと「北海道」のみで、残りは全て前回集計時よりも「S」ランク店舗数は減少していた。
ちなみに、全国で唯一「S」ランク店舗が存在しないのは「沖縄県」である。パチスロの比率が最も高い県であるが、30パイ機の設置比率が高いことがこのような結果となっているのだろう。
次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていく。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
神奈川県 | 329 | 14.9% | 13.6% |
福岡県 | 258 | 14.3% | 12.6% |
愛知県 | 364 | 14.3% | 14.8% |
岡山県 | 98 | 14.3% | 15.0% |
東京都 | 486 | 12.3% | 11.7% |
奈良県 | 49 | 12.2% | 12.0% |
千葉県 | 264 | 11.4% | 12.8% |
埼玉県 | 294 | 11.2% | 10.9% |
このように「S」ランク店舗比率が最も高かったのは「神奈川県」であった。前回集計時まで6カ月連続で最も「S」ランク店舗比率が高かった「岡山県」は、パチンコは相変わらず首位を維持しているものの、パチスロにおいては久しぶりに2位以下となった。それでも、僅差の4位であるので相変わらず一部店舗が積極的に新台を導入している様子がうかがえる。
一方で、「岐阜県」と「福島県」が今回の集計データでは10%を下回っている。
久しぶりに店舗比率で「岡山県」以外が首位となったが、次回はどうなるだろうか。