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【パチンコ経営企業分析】パチスロの新台導入評価「S」ランク店舗比率は東海地方が高い傾向、2024年1月度における新台導入評価(パチスロ編)

今回は、直近のパチスロ新台導入評価(2023年8月~2024年1月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。

まず上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。

都道府県 店舗数 S店舗 P前月 差分
愛知県 363 58 56 +2
東京都 485 58 56 +2
神奈川県 323 41 40 +1
福岡県 244 34 42 ▲8
千葉県 262 31 28 +3
大阪府 446 30 31 ▲1
埼玉県 292 27 29 ▲2

このように、「愛知県」と「東京都」の「S」ランク店舗数がともに58店舗で最も多かった。また上位に入った都道府県を見ると、「福岡県」が前回集計時よりも大幅に「S」ランク店舗数が減少しているのが目立った。

その他10店舗以上ある都道府県を見ていくと、茨城県(15店舗)、三重県・岡山県(以上14店舗)、静岡県(13店舗)、岐阜県・福島県・北海道(以上12店舗)となっており、前回10店舗未満だった「岐阜県」が新たに加わった。また、「S」ランク店舗が1店舗も該当しない県は1県もなく、全ての都道府県において1店舗以上「S」ランク店舗が存在した。

次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていく。

比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。

都道府県 店舗数 S比率 前回比率
三重県 86 16.3% 12.9%
愛知県 363 16.0% 15.3%
岡山県 100 14.0% 14.1%
福岡県 260 13.1% 16.1%
神奈川県 323 12.7% 12.2%
奈良県 49 12.2% 12.2%
東京都 485 12.0% 11.5%
千葉県 262 11.8% 10.6%
岐阜県 102 11.8% 8.8%

このように、トップは前回集計時において最も「S」ランク店舗比率が高かった「福岡県」から今回は「三重県」に替わった。また次位には「愛知県」が該当し、さらに「岐阜県」も10%を超えていたことから、東海地方の「S」ランク店舗比率が高い様子がうかがえた。

首都圏のようにパチンコ・パチスロともに「S」ランク店舗数・店舗比率が高いエリアもあれば、東海地方のようにパチスロの「S」ランク比率がパチンコを比較するとかなり高くなっているエリアもある。地域ごとに特徴が出てきているが、次回集計時も同じような傾向が続くのだろうか。


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