×

【パチンコ経営企業分析】2023年における新台導入台数は前年比25.8%増、新台導入評価「S」ランク店舗が増加していた「晃商グループ」の店舗数・台数推移

今回は直近の新台導入評価において「S」ランク店舗が増加していた「晃商グループ」についてみていく。

「晃商グループ」は2024年1月末時点で、京都府を中心にパチンコホール「スーパードーム」を16店舗運営しているグループである。まずは、店舗数の比較をしていくと閉鎖により1店舗減少していた。

晃商グループ店舗数推移
23/12 22/12 差分 増加 減少
店舗数 17 16 ▲1 0 1

※増加は「新店」・「長期休業明けリニューアルオープン」・「事業継承による取得した店舗」を含む
※減少は「閉店」だけでなく、「休業中」・「改装中」に変更した店舗を含む

しかしながら設置台数を見ていくと、1店舗閉鎖したもののグループ総台数は7台の減少とほぼ横ばいで推移していた。また内訳を見ていくと、パチンコは貸玉問わず減少したものの、パチスロは通常貸玉を中心に設置台数を増やしていた。

晃商グループ店舗数推移
2023年 2022年 差分 比率
P通常貸玉 3,604 3,847 ▲243 93.7%
P低貸玉 2,770 2,772 ▲2 99.9%
S通常貸玉 3,035 2,801 +234 108.4%
S低貸玉 441 437 +4 100.9%
全体 9,850 9,857 ▲7 99.9%

※設置台数は公開されている貸玉別の台数の合計値

続いて新台(※)の導入状況を見ていく。

新台導入評価が2023年1月と2024年1月において、「S」ランク店舗数が大幅に増加したこともあり、新台導入台数は2023年2月~2024年1月とその前年を比較してもパチンコ・パチスロともに大幅に増加していた。全体で25.8%増となっており、方針変更したと思われる。

晃商グループ新台導入推移
2023年 2022年 差分
パチンコ 4,780 4,067 +713
パチスロ 2,606 1,803 +803
全体 7,386 5,870 +1,516

※新台は導入日から4週以内に導入したもののみとする

これに伴い、直近(2023年8月~2024年1月の6カ月間の評価)および前年(2023年8月~2023年1月の6カ月間の評価)の新台導入評価を比較していくと、明らかに傾向が異なっている様子が見受けられる。

晃商グループ新台導入評価
パチンコ パチスロ
2024年1月 10 4 4 5
2023年1月 2 8 0 4

最後に、資産価値額を見ていく。

パチンコ・パチスロともに平均値をともに10万円以上上回っており、機種構成に対する高い意識が感じられた。

また2023年1月時点のものと比較すると、こちらもパチンコ・パチスロともに平均値を上回っているものの、その差額は2024年1月時点のほうが大きい。

晃商グループ資産価値(2024年1月時点)
パチンコ パチスロ
晃商グループ 297,093 431,281
平均 192,683 322,604
差分 +104,410 +108,677
晃商グループ資産価値(2023年1月時点)
パチンコ パチスロ
晃商グループ 223,399 485,215
平均 202,124 421,307
差分 +21,274 +63,908

このように2023年において戦略を変更した様子がうかがえる「晃商グループ」。このスタイルは今後も続いていくのだろうか。


コメント:2件 コメントを書く

  1. つまり客からぶっこ抜きランキングと連動しているわけですね。

    1
    0
  2. 一円パチンコ締めすぎ。1000円使って14回転しか回らん。

    1
    0