今回は、直近のパチンコ新台導入評価(2023年11月~2024年4月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。
まず上位500店舗が該当する「S」評価の店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | P前月 | 差分 |
東京都 | 463 | 63 | 62 | +1 |
大阪府 | 424 | 49 | 47 | +2 |
愛知県 | 341 | 37 | 36 | +1 |
神奈川県 | 310 | 33 | 34 | ▲1 |
福岡県 | 239 | 26 | 30 | ▲4 |
埼玉県 | 283 | 24 | 26 | ▲2 |
千葉県 | 248 | 22 | 25 | ▲3 |
最も「S」ランク店舗数が多かった「東京都」は前回より1店舗増加して62店舗となり、次位の「大阪府」とは14店舗の差をつけていた。一方、5位の「福岡県」は前回と比較すると4店舗減少しており、上位に入った都道府県の中では、最も減少幅が大きかった。
また、「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ていくと、熊本県(15店舗)、福島県(14店舗)、静岡県(13店舗)、三重県・岡山県・京都府・新潟県(以上12店舗)、北海道(11店舗)、愛媛県・茨城県・広島県・兵庫県(以上10店舗)となった。また、前回10店舗以上あった「宮城県」と「宮崎県」が10店舗を下回った一方で、前回10店舗以下だった「熊本県」「愛媛県」「茨城県」「広島県」の4県が10店舗以上となった。
なお、「S」ランク店舗が1店舗も該当しない県は1県であった。
次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていくが、比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
三重県 | 83 | 14.5% | 12.0% |
熊本県 | 105 | 14.3% | 8.5% |
東京都 | 463 | 13.6% | 13.5% |
岡山県 | 91 | 13.2% | 14.1% |
愛媛県 | 82 | 12.2% | 11.1% |
京都府 | 103 | 11.7% | 14.7% |
大阪府 | 424 | 11.6% | 11.1% |
新潟県 | 105 | 11.4% | 11.4% |
福島県 | 123 | 11.4% | 12.2% |
福岡県 | 239 | 10.9% | 12.6% |
前回は「京都府」が最も「S」ランク比率が高かったのだが、今回は「三重県」の「S」ランク比率が最も高かった。
また、2位の熊本県は「S」ランク店舗数が前回集計時より6店舗増加したこともあり、その比率が8.5%から14.3%へと大幅に上昇していた。
今回は「熊本県」の躍進が目立ったが、次回集計時にはどのように変わってくるのだろうか。
[文・構成/情報島編集部]