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【パチンコ経営企業分析】パチンコホールの減少傾向続く、6月末時点の営業店舗数は6,477軒に

2024年上半期にグランドオープンしたパチンコホールの中で最大規模となった『キクヤ堺本店』

2024年ももうすぐ半年が経過する。そこで今回は店舗数並びにパチンコ・スロット台数の推移を見ていきたい。

まずは店舗数推移から見ていくと、下表の通りとなる。

2024年店舗数推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月
店舗数 6,677 6,648 6,599 6,583 6,538 6,477
前月差 ▲52 ▲29 ▲49 ▲16 ▲45 ▲61

※6月の店舗数は現時点で把握できている月末に閉店する店舗は閉店扱いとする

このように店舗数は毎月減少しているのだが、その中でも6月に閉店する店舗が最も多かった。新紙幣対応の影響があるのだろうか。

続いて台数推移は下表の通り。

2024年台数推移
パチンコ スロット 合計
台数 前月差 台数 前月差 台数 前月差
1月 1,962,241 ▲6,805 1,300,231 +209 3,262,472 ▲6,596
2月 1,953,379 ▲8,862 1,299,218 ▲1,013 3,252,597 ▲9,875
3月 1,945,020 ▲8,359 1,296,914 ▲2,304 3,241,934 ▲10,663
4月 1,934,782 ▲10,238 1,310,137 +13,223 3,244,919 +2,985
5月 1,927,793 ▲6,989 1,307,988 ▲2,149 3,235,781 ▲9,138
6月 1,916,376 ▲11,417 1,305,685 ▲2,303 3,222,061 ▲13,720

パチンコ、スロットともに減少傾向にあるのだが、その中でもパチンコの減少幅が大きい。

その結果、通常貸玉におけるパチンコとスロットの台数差はさらに開いている。

通常貸玉台数推移
パチンコ スロット 差分(PーS)
台数 前月差 台数 前月差
1月 1,054,129 ▲4,312 1,054,171 +686 ▲42
2月 1,047,559 ▲6,570 1,053,466 ▲1,013 ▲5,907
3月 1,042,395 ▲5,164 1,051,635 ▲1,831 ▲9,240
4月 1,033,099 ▲9,296 1,061,761 +10,126 ▲28,662
5月 1,028,173 ▲4,926 1,059,433 ▲2,328 ▲31,260
6月 1,020,739 ▲7,434 1,057,125 ▲2,308 ▲36,386

このように、差は開き続けている。

また、パチンコ通常貸玉において半年間で37,702台の減少となった。そのため単純計算でいくと年末までには100万台を下回ることになるだろう。

8月のお盆商戦前後にどれだけグランドオープンの店舗があるのだろうか、そしてその店舗はどのような設置構成になるのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


コメント:6件 コメントを書く

  1. パチンコ屋の経営陣って、昔ながらの考え方だけだよね。
    稼働率上げればいいだけなのに、稼働率って解ってますか?
    500台あったら、少しでも稼働を上げればいいんですよ。
    80%稼働すれば、どこがの台が吹いたって、怖くはないんですよ。
    メーカーは、そう作ってあるのに、バリバリ釘締めて、台の寝かせた変える。
    そりゃ客も、来なくなりますよ!

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  2. スマホにサブスク、時代の流れには勝てんよ

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