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【パチンコ経営企業分析】店舗数・台数を通常貸に絞って集計すると店舗の大型化とスロットへ注力が見て取れる

先日、2024年の店舗数・台数推移を見ていったが、今回は通常貸玉に絞って見ていきたい。

それでは、パチンコ・スロット別に通常貸玉営業を行っている店舗数推移を半年ごとの期間で見ていく。

通常貸玉店舗数推移
年月 パチンコ スロット
店舗数 前回差 店舗数 前回差
2020年12月 6,514 7,165
2021年6月 6,397 ▲117 6,960 ▲205
2021年12月 6,312 ▲85 6,821 ▲139
2022年6月 6,071 ▲241 6,471 ▲350
2022年12月 5,864 ▲207 6,230 ▲241
2023年6月 5,665 ▲199 6,002 ▲228
2023年12月 5,488 ▲177 5,809 ▲193
2024年6月 5,311 ▲177 5,640 ▲169

このように通常貸玉営業を行っている店舗数は、パチンコ・スロットに関わらず大幅に減少しており、その累計数はスロットのほうが多かった。

それでは同じ期間におけるパチンコ・スロット別の通常貸玉台数推移を見ていく。

通常貸玉台数推移
年月 パチンコ スロット 差分(PーS)
台数 前回差 台数 前回差
2020年12月 1,125,218 1,106,203 +19,015
2021年6月 1,131,082 ▲692 1,090,495 ▲2,750 +40,587
2021年12月 1,154,186 +23,104 1,077,715 ▲12,780 +76,471
2022年6月 1,134,544 ▲19,642 1,023,423 ▲54,292 +111,121
2022年12月 1,127,631 ▲6,913 1,028,849 +5,426 +98,782
2023年6月 1,095,836 ▲31,795 1,033,807 +4,958 +62,029
2023年12月 1,058,441 ▲37,395 1,053,485 +19,678 +4,956
2024年6月 1,020,739 ▲37,702 1,057,125 +3,640 ▲36,386

このように、2021年12月から半年ごとに見ていくと、2021年まではパチンコは増加傾向にあったのだが、2023年以降は半年間で常に3万台以上減少していた。

通常貸玉に限って見ていったが、店舗数はスロットのほうが減少数は多かったものの、台数はパチンコのほうが明らかに減少している。この間における平均設置台数は、2020年12月の462.4台から、2024年6月は518.5台と50台以上増加しており、店舗の大型化とともにスロットに注力している傾向がより見られる結果となった。

[文・構成/情報島編集部]


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