今回は経営ホール数第3位を誇る「アンダーツリーグループ(キコーナ)」の今年に入ってからの動きを見ていきたい。
「アンダーツリーグループ」は現在134店舗運営しているが、2023年末と2024年6月末の半年間における店舗数・台数比較をすると下表の通りとなる。
アンダーツリーグループ店舗数推移(2023年12月~2024年6月) | |||||
24/6 | 23/12 | 差分 | 増加 | 減少 | |
店舗数 | 134 | 140 | ▲6 | 2 | 8 |
※増加は「新店」・「長期休業明けリニューアルオープン」・「事業継承による取得した店舗」を含む
※減少は「閉店」だけでなく、「休業中」・「改装中」に変更した店舗を含む
新規店舗リスト | ||
年月 | 店舗名 | 住所 |
2024年1月 | FREEDOM | 大阪府大阪市北区 |
2024年3月 | アビック弐番館 | 兵庫県神戸市中央区 |
閉鎖店舗リスト | ||
年月 | 店舗名 | 住所 |
2024年1月 | キコーナ香住店 | 兵庫県美方郡 |
2024年1月 | キコーナ(峰山) | 京都府京丹後市 |
2024年1月 | キコーナ太田店 | 茨城県常陸太田市 |
2024年1月 | キコーナ鶴見店 | 大阪府大阪市鶴見区 |
2024年2月 | キコーナ阪急神崎川店 | 大阪府大阪市淀川区 |
2024年2月 | ニューパティオ光明池店 | 大阪府和泉市 |
2024年5月 | キコーナ大船店 | 神奈川県鎌倉市 |
2024年6月 | スロットキコーナ三宮店 | 兵庫県神戸市中央区 |
アンダーツリーグループ台数推移(2023年12月~2024年6月) | ||||
24/6 | 23/12 | 差分 | 比率 | |
P通常貸玉 | 28,059 | 27,127 | ▲932 | 96.7% |
P低貸玉 | 22,002 | 21,015 | ▲987 | 95.5% |
S通常貸玉 | 26,156 | 26,814 | +658 | 102.5% |
S低貸玉 | 4,861 | 4,567 | ▲294 | 94.0% |
全体 | 81,078 | 79,523 | ▲1,555 | 98.1% |
※設置台数は公開されている貸玉別の台数の合計値
このようにM&Aにより2店舗取得しているものの、閉鎖店舗(一部店舗はリニューアル工事中)が多く、店舗数・設置台数ともに昨年末よりも減少していた。しかし、そんな中でもスロット通常貸玉は増加しており、スロットへの注力していることが見て取れる。
また、新台(※)の導入状況を見ていくとこのようになる。
アンダーツリーグループ新台導入状況 | ||||||
期間 | 全体 | パチンコ | スロット | |||
台数 | 差分 | 台数 | 差分 | 台数 | 差分 | |
24年1月~24年6月 | 15,863 | ▲2,197 | 8,435 | ▲2,061 | 7,428 | ▲136 |
23年7月~23年12月 | 18,060 | +2,942 | 10,496 | ▲264 | 7,564 | +3,206 |
23年1月~23年6月 | 15,118 | ▲1,297 | 10,760 | +306 | 4,358 | ▲1,620 |
22年7月~22年12月 | 16,415 | +4,607 | 10,454 | +1,884 | 5,978 | +2,721 |
22年1月~22年6月 | 11,808 | 8,570 | 3,257 |
このように2022年1月から半年刻みで見ていくと、直近の2024年1月~6月の新台導入台数は昨年同時期よりは多いものの、昨年6月~12月までと比較すると大幅に減少した。またパチンコ・スロット別の導入台数を見ていくと、以前はパチンコのほうが圧倒的に導入台数が多かったのだが、直近半年間の集計ではその差が1千台程度まで縮まっていた。
7月には1店舗閉鎖が決まっているものの、出店準備中の店舗も1店舗ある「アンダーツリーグループ」。それ以外にもどのような動きがあるのか注目しておきたい。
[文・構成/情報島編集部]
※:新台は導入日から4週以内に導入したもののみとする
アンダーツリーグループの店舗数って増えてるの? 初めて知ったよ。
匿名様
ご指摘ありがとうございました。
表の店舗数に誤りがございました。
正しくは23/12が140、24/6が134です。
お詫びして訂正します。