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【パチンコ経営企業分析】NEXUSグループの新台導入評価、スロットよりもパチンコへ注力する傾向が見て取れる

2024年も半年が経過したので、今回は「NEXUSグループ」の今年に入ってからの動きを見ていきたい。

ネクサスグループ」は現在68店舗運営しているが、2023年末と2024年6月末の半年間における店舗数・台数比較をすると下表の通りとなる。

ネクサスグループ店舗数推移(2023年12月~2024年6月)
24/6 23/12 差分 増加 減少
店舗数 68 68 ±0 0 0

※増加は「新店」・「長期休業明けリニューアルオープン」・「事業継承による取得した店舗」を含む
※減少は「閉店」だけでなく、「休業中」・「改装中」に変更した店舗を含む

ネクサスグループ台数推移(2023年12月~2024年6月)
24/6 23/12 差分 比率
P通常貸玉 19,430 20,272 ▲842 95.8%
P低貸玉 15,147 15,103 +44 100.3%
S通常貸玉 21,185 21,370 ▲185 99.1%
S低貸玉 3,364 3,123 +241 107.7%
全体 59,126 59,868 ▲742 98.8%

※設置台数は公開されている貸玉別の台数の合計値

このように、昨年はGWの連休前に4店舗グランドオープンしたのだが、今年の上半期に主だった動きはなく、設置台数を見ても通常貸玉が減少した結果、全体でもわずかながら減少する結果となった。

また、新台(※1)の導入状況を見ていくとこのようになる。

ネクサスグループ新台導入状況
期間 全体 パチンコ スロット
台数 差分 台数 差分 台数 差分
24年1月~24年6月 13,748 ▲4,250 8,560 ▲2,607 5,188 ▲1,643
23年7月~23年12月 17,998 +2,398 11,167 +411 6,831 +1,987
23年1月~23年6月 15,600 ▲4,102 10,756 ▲1,082 4,844 ▲3,020
22年7月~22年12月 19,702 +8,152 11,838 +3,696 7,864 +4,500
22年1月~22年6月 11,550 8,142 3,364

このように2022年1月から半年刻みで見ていくと、直近の2024年1月~6月の新台導入台数は、昨年6月~12月までと比較すると大幅に減少した。特にパチンコの減少幅が大きいのだが、それでも同グループはパチンコのほうが新台導入が積極的な傾向にある。

そこで期間ごとの新台導入評価(※2)の「S」「A」ランクの店舗数推移を見ていく。

ネクサスグループ新台評価一覧
期間 パチンコ スロット
24年1月~24年6月 28 17 4 15
23年7月~23年12月 19 23 5 18
23年1月~23年6月 15 25 11 25
22年7月~22年12月 23 16 23 17
22年1月~22年6月 14 19 7 21

このように、全国のパチンコ店の相対評価によってランク付けを行っている新台導入評価を見ていくと、パチンコに注力していることが見て取れる。

さて、上半期には動きがなかったものの、8月8日に『Super D’station39八代店』のグランドオープンが決まっている「ネクサスグループ」。それ以外にはどのような動きがあるのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]

※1:新台は導入日から4週以内に導入したもののみとする
※2:新台導入評価とは、直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2000位以内となる


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