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【パチンコ経営企業分析】「デルパラグループ」「新日邦グループ」など計8グループがスロット導入比率50%超え、スロット新台の導入比率を経営グループ別に集計

前回2024年の新台(※1)導入において、パチンコの導入比率が高い経営グループを見ていったので、今回はスロットの導入比率が高い経営グループを見ていく。

早速、2024年度におけるスロット導入比率上位の経営グループを見ていくとこのようになる。

2024年度パチンコ導入比率上位グループ
グループ名 総台数 全体 パチンコ スロット
台数 比率 台数 比率
デルパラグループ 17,774 5,248 2,335 44.5% 2,913 55.5%
新日邦グループ 16,269 5,133 2,299 44.8% 2,834 55.2%
正栄プロジェクトグループ 11,383 4,051 1,873 46.2% 2,178 53.8%
遊楽グループ 22,393 9,541 4,417 46.3% 5,124 53.7%
カクタグループ 18,834 10,584 4,930 46.6% 5,654 53.4%
ユーコーグループ 13,730 5,200 2,442 47.0% 2,758 53.0%
オータグループ 18,103 3,604 1,780 49.4% 1,824 50.6%
新和グループ 12,898 3,929 1,952 49.7% 1,977 50.3%
マタハリーグループ 16,238 7,210 3,620 50.8% 3,590 49.8%
タイラベストビートグループ 27,223 9,613 4,875 50.7% 4,738 49.3%

※新台導入台数3,000台以上の経営グループが対象

このように、2024年の9カ月間における累計値において、スロットのほうが新台を多く導入している経営グループは8グループ見られた。

さて、この8グループというのはどう見ればいいのか。

そこで、次に昨年同時期の値を見ていきたい。

2023年1~9月度スロット導入比率上位グループ
グループ名 総台数 全体 パチンコ スロット
台数 比率 台数 比率
カクタグループ 18,172 10,276 5,811 56.5% 4,465 43.5%
松原興産グループ 20,110 5,703 3,243 56.9% 2,460 43.1%
ガイアグループ 56,663 18,440 10,869 58.9% 7,571 41.1%
遊楽グループ 21,923 8,852 5,224 59.0% 3,628 41.0%
デルパラグループ 18,209 7,700 4,574 59.4% 3,126 40.6%
新日邦グループ 17,587 7,214 4,305 59.7% 2,909 40.3%
ジョイパックグループ 16,774 6,379 3,900 61.1% 2,479 38.9%
真城グループ 13,978 7,088 4,348 49.7% 1,977 50.3%
ニラクグループ 28,626 10,613 6,640 62.6% 3,973 37.4%
日光商事グループ 17,281 10,365 6,500 62.7% 3,870 37.3%

※新台導入台数3,000台以上の経営グループが対象

このように2023年1~9月における新台導入比率を見ていくと、スロットの導入比率が最も高かった「カクタグループ」でもその比率は43.5%にとどまっており、導入比率が40%以上の経営グループもわずか6グループのみであった。

1年後には新台におけるスロットの導入比率が50%を超える経営グループが8グループもあったように、これらのグループはスロットの注力度合いを大幅に増加させたといえよう。

2024年1年間で集計を行ったら、新台におけるスロット導入比率が50%を超える経営グループはもっと増えるのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]

※1:新台は発売日から4週以内に導入したもののみとする


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