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【パチンコ経営企業分析】「S」ランク店舗比率トップは「愛知県」に、直近6カ月の都道府県別スロット新台導入評価

前回パチンコ新台導入評価(2024年4月~2024年9月の6カ月間の評価)を見ていったので、今回はスロットの新台導入評価について見ていく。

まず上位500店舗が該当する「S」評価の店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。

Sランク店舗数
都道府県 店舗数 S店舗 S前月 差分
愛知県 351 54 51 +3
東京都 470 53 56 ▲3
神奈川県 310 36 41 ▲5
大阪府 431 34 35 ▲1
埼玉県 283 32 27 +5
福岡県 248 27 22 +5
千葉県 254 24 28 ▲4

このように、最も「S」ランク店舗数が多かったのは、前回の「東京都」から「愛知県」へと変わった。また上表にランクインした都道府県を見ると、前回集計時の店舗数から大きく増減しているのが特徴的である。

また、「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ていくと、茨城県(16店舗)、静岡県(14店舗)、北海道・福島県(以上13店舗)、三重県・広島県(以上12店舗)、岡山県(11店舗)、鹿児島県(10店舗)となり、前回10店舗以下だった都道府県の中では「鹿児島県」が10店舗以上となり、逆に「新潟県・岐阜県・兵庫県」の3県が今回は下回った。

なお、「S」ランク店舗が1店舗も該当しない県は4県が該当した。

次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていくが、比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。

Sランク店舗比率
都道府県 店舗数 S比率 前回比率
愛知県 351 15.4% 14.4%
石川県 53 15.1% 11.5%
三重県 83 14.5% 17.1%
奈良県 49 12.2% 10.4%
岡山県 92 12.0% 11.3%
神奈川県 310 11.6% 13.0%
埼玉県 283 11.3% 9.6%
東京都 470 11.3% 12.0%
福岡県 248 10.9% 8.8%
福島県 121 10.7% 7.3%

今回「S」ランク店舗比率が高かったのは「愛知県」の15.4%であり、前回トップの「三重県」を上回った。また「愛知県」は「S」ランク店舗数も最も多かったことから、スロットにおいて他県よりも積極的に新台を長期間にわたって導入する店舗が非常に多いのだろう。

また、「石川県」の「S」ランク店舗比率が大幅に増加していた。ここ数カ月連続で「S」ランク店舗比率が10%を超えており、同県も積極的に新台を導入する店舗が増えているといえよう。

[文・構成/情報島編集部]


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