【パチンコ経営企業分析】直近半年間にスロットが2千台以上増加している、ダイナムグループにおける遊技機設置台数推移

前回、経営グループ別の台数推移を見ていったので、今回は全国最多となる経営ホール数を誇る「ダイナムグループ」の台数推移を見ていきたい。

まず「ダイナムグループ」の店舗推移においては、8月に『ダイナム茨城江戸崎店』を新規出店してから店舗数は429店舗で変わらず推移している。

続いて台数推移を半年単位で見ていくと、

ダイナムグループ台数推移
年月 パチンコ スロット
台数 差分 台数 差分
2021年12月 143,676 62,859
2022年6月 143,358 ▲318 62,301 ▲558
2022年12月 143,306 ▲52 62,582 +281
2023年6月 141,740 ▲1,566 65,049 +2,467
2023年12月 142,366 +626 70,800 +5,751
2024年6月 139,217 ▲3,149 71,487 +687
2024年12月 137,692 ▲1,525 74,191 +2,704

このように、パチンコは2023年6月から12月において増加したもののそれ以外の期間は減少していたが、スロットは2022年12月以降は常に増加し続けていた。

そこで、パチンコ・スロット別に2024年において10台以上増減台した店舗数を見ていく。

ダイナムグループ増減台店舗数
パチンコ スロット
増台 減台 増台 減台
1月 0 2 7 0
2月 0 1 3 0
3月 0 0 0 0
4月 0 8 15 0
5月 0 11 22 0
6月 1 3 5 0
7月 3 1 7 0
8月 0 8 13 0
9月 1 4 5 0
10月 0 5 6 1
11月 0 16 19 0
12月 0 20 21 0

※12月は12/16週現在

このように直近半年間の店舗数はほとんど変わらないにも関わらず、スロットを10台以上増台した店舗数が多かったため、スロットの設置台数が2千台以上増加している。なお、その多くが直近の11月・12月に集中している。

パチンコ・スロットの設置台数比は、パチンコが64.5%、スロット35.5%とパチンコの比率がまだまだ高いが、今後この比率がどこまで変化していくのか注目しておきたい。

[文・構成/情報島編集部]

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