パチンコ店が先頭に立って次代の集合施設像を考える
パチンコ店には大きな強みがある。それは来店させる力だ。むろん以前よりは小さくなったものの、それでも毎日数百万人がパチンコ店に来ている。今は外食も出前があり、公営競技でさえネットで買えるもの。一方でパチンコは「必ず行かなければならない」。この力には大きな価値がある。
パチンコ店の近くにありさえすれば「ついでにやってみても良い」という消費を刺激することも。例えばクリーニング屋。今日明日必要なものではないが、パチンコ店に隣接していればいつか使ってみようかと思う。食料品はどこで買ってもいいが、パチンコ店に隣接していればついでの購入が手っ取り早い。献血なども(普段はしないが)パチンコ店にあるとお賽銭代わりのような、なにか良いことでもあるような気がして協力する人もいるはず。
他にもパチンコ店に隣接していれば便利なものはたくさんある。ガソリンスタンド・病院・役場など。病院は保護対象施設になっているが、法の目的にある青少年の健全育成と病院の因果関係は正直少ない。国土の狭い日本では、駐車場をシェアしながら集客できるモールとも相性がいい。有力な一つの外出先になり得るために、パチンコ店が先頭に立って次代の集合施設像を考えたい。
業界通Pの「聞一以知十」(日刊遊技情報2022年1月27日掲載)
アホ丸出しすぎ