お小遣いで初めて「週刊少年ジャンプ」を買ったのは小学4年生の時。当時、大人気だったキン肉マンは「キン肉星王位争奪編」が連載中で、キン肉マンソルジャー率いるソルジャーチームが大好きだったと記憶している。
その「キン肉星王位争奪編」をフィーチャーとしたパチンコが京楽から登場した。ちなみにパチンコの「キン肉マン」と言えば京楽というイメージだが(パチスロは山佐)、「キン肉マン」を初めてパチンコ化したのはマルホン工業であることはあまり知られていない。
今回のキン肉マンは「火事場ゴールド」と「友情シルバー」という2スペック同時販売となっていて、「火事場ゴールド」は大当り確率1/319.6の高継続RUSHタイプ。もう一方の「友情シルバー」は大当り確率1/229.9で、継続率では「火事場ゴールド」より劣るが1200個獲得の大当りをループさせるという瞬発力に特化。どちらも魅力的なスペックとなっているが、販売台数では「火事場ゴールド」が大きく上回っている
導入初日の夕方に10台以上導入しているホールを見に行ったところ満員御礼。立ち見客もそこそこいて注目度はかなり高い様子だった。打っていた客層は若い男性客を中心に、私の様なアラフォー世代の姿もちらほら見られた。
演出面に関しては、京楽お馴染みのゲームフローで、キン肉マンを知らなくてもある程度演出の期待度は把握できた。また、本機においても演出カスタムが充実しているため、ほとんどの人が何かしらのカスタムを入れた状態で打っていた。個人的に良かったのはキン肉マンソルジャーの扱い。RUSHチャレンジで登場すればRUSH突入だし、RUSH中に出てくれば嬉しい9R大当りとなる。この機種を開発した人はキン肉マンのことをわかっていると感じたものだ。
右打ち「超MUSCLE RUSH」中は、RUSH→大当り→RUSH~の一連の流れがスムーズで、かなりテンポよく消化できる。バトルモード、カウントダウンモード、必殺技モードの中から選択可能となっているが、オススメは必殺技モード。キャラクターの期待度を調整し、自分だけのゲーム性にカスタマイズできるのはとても面白い。本機最大の打ち込み要素といっても過言ではないだろう。
懸念点は遊タイムによる「夜からの稼働低下」くらいか。やはり「他人のために回したくない」といった思考から、夜からの打ち難さを生じさせてしまっている。実際、導入初日にも関わらず20時以降にRUSH抜けのタイミングでやめていく人を複数名確認している。
といったわけで個人的な本機の評価は「★★★★☆」。