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【拝二刀の訪遊記⑤】ゲームセンタータンポポは「店内の雰囲気」「パチンコ店店員としての在り方」が学べる場所

久しぶりにこちらで書くこととなりました。色々あって、現在は比較的に自由に動いています。その詳細は後にわかるかもしれませんし、触れないかもしれません。しかし今後は、こちらの情報島さんで様々なリポートができるかもしれません。またお世話になります。

前回のコラムからの約1年半ですが、遊技界隈でも歴史に残るようなことばかりでした。緊急事態宣言、旧基準機撤去、参議院選挙、スマート遊技機など、細かいところまで拾っていけばキリがないのです。基本的に、私自身が足を運んで観たことや感じたことをまとめて紹介していきます。

今回は、私が暇さえあれば足繫く通っている東京都福生市にある「ゲームセンタータンポポ」の2周年記念などについて、ちょっと長めにまとめました。

もう説明は不要かもしれないです。2年前に、JR青梅線「福生駅」前の小さな遊技場だった『タンポポ』をレトロ台のゲームセンターとして再出発しました。『チャレンジャー幸手店』オーナーの「ひげ紳士さん」などを中心にオープンしました。そのひげ紳士さんのYouTubeにて、ほぼ毎月のように「深夜の営業会議」の中で、タンポポの営業についての報告もあります。

その「深夜の営業報告」を観ていますと、1日の平均客数は約40人ほどだそうです。私は基本的に平日に来店しますが、大体20~30人ぐらいです。休祭日ですと、70~80人平均です。しかも、普通の遊技場と同じように開店前から順番待ちをしています。休祭日は、開店前から10人強も待っているのです。

私もその順番待ちの中にいることもありますが、打つ台が直近のタンポポの新台ではないのです。前回タンポポについて書いたときには「綱取物語」(平和)を中心に書いたと思います。しかし最近では、「フィーバーレジェンドⅠ」(三共)を打つことが多くなりました。

「フィーバーレジェンドⅠ」(三共)

同機は大当り確率250分の1、大当り終了後保留1個目で連チャン率20パーセント、出玉がウイングアタッカーで大量の約2600発近くまで獲得できるのです。何とパチンコ店の『タンポポ』だった時の看板機種であり、ゲームセンターとしても残っていました。それを聞いて以来、オープン後1年以上経過してから私は打ち続けています。

そうしますと、機種名の通りに「レジェンド」な看板機種の所以を知ることができています。同機の大当り1回の出玉が、昔の3000発ドル箱に並々入ってしまいます。それで保留1個目の連チャンが、良い時で最高4連することもあります。下手としたら向かいに設置している「綱取物語」よりも安定しているかもしれないです。そのお陰で、まる1日打って約5万発の出玉を得ることもありました。

そんな「ゲームセンタータンポポ」も無事に2周年を迎えました。今年7月は1カ月を通して催しを行うことを店内に吊り下げて案内していました。そういえば、昨年は1周年記念の催しは何をやっていたのか? 大きなイベントは無かったのです。1周年を調べると、記念ばんえい競馬、ガチャガチャお土産第2弾、一発機コーナーの玉貸しサンド設置などです。

2周年記念では、同じくばんえい競馬、駅前たこ焼き店とのコラボ、「ダービー物語」(平和)導入へのチャレンジ100、オリジナル物販販売など多数でした。が、もうひとつ大きなイベントとして、店内初・パチンコ偏愛バンド『テンゴ』さんのライブイベントでした。

2022年7月30日の閉店後の夜9時より、約40人でタンポポの中央コースに着席してライブが開催されました。ボーカルでライターの栄華さんなどバンドメンバーが、そのコースを練り歩きながらのライブでした。そのゲストとして、パチンコ必勝ガイドのライター「安田一彦さん」もギターで参加され、大変格好良かったです。このライブは栄華さんや同店店員の「はざまさん」が店内で以前からライブをしたいと熱望していました。しかしこのご時世もあり、不安があったそうです。

長々となりましたが、雑感とまとめです。

ひげ紳士さんと共同オーナーであるJAC INの佐藤さんがおっしゃっていましたが、これから先も面白いことを考えていて、第2第3のゲームセンタータンポポを創りたいそうです。今回紹介できませんでしたが、直近で遊技機メーカー「高尾」のニュースから「高尾応援企画」として、今まで導入していなかった高尾の機種を数機種導入していました。よく考えて行動に移しています。

いつ来ても思うのが、ゲームセンターでありながら遊技機の運用はガチンコの通常営業とほぼ同じ運用をしています。正直甘い運用ではないのです。確かにゲームセンターだからといって、激アマ運用にしてしまっては面白くなくなってしまうかもしれません。その辺は店員のお2人の意図を汲み取ることができそうです。その運用による打ち手の答えは、数値では示されないところがあります。

またゲームセンターなのに、店内の雰囲気を昭和平成のパチンコ店の「演出」として創出しているのです。特に、私はひげ紳士さんにいつもいじってもらっています。如実に出玉が多いと嫌な顔をしたり、逆だと大喜びしています。同じくはざまさんは、平日で稼動が落ち着いている時には一緒に打ったりしています。こういったところで、現在のホールでの接客では真似のできない、お客様との顧客接点をどのようにすればよいのかを学ぶことができると思います。

久々でしたので、長くなってしまいました。ゲームセンタータンポポは、単にレトロ台を打てるだけではありません。私は、「その店内の雰囲気」と「お二人のパチンコ店店員としての在り方」を常に学びながら打っています。しかし答えを出せずに毎回通っています。答えはずっと出ないかもしれないです。それでもいいのです。毎回タンポポで打つ度に、少しずつ何かしらのヒントは与えてくれるでしょう。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


コメント:4件 コメントを書く

  1. 別にライヴとかやらなくてもww誰も興味ない

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  2. ゲームセンターのほうが高いんだよなぁ
    パチンコ屋なら高くても一時間500円くらいだし

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