話題となっているスマートパチスロ(スマスロ)の導入日が遂に決定した。第1弾は11月21日に3機種、12月5日に1機種が市場に登場予定となっている。
ここで今一度「スマスロ」の特徴を振り返ってみよう。
①有利区間ゲーム数が「無制限」へと緩和
有利区間が設けられた当初は上限1500Gとなっていたが、6.2号機では上限3000G、6.5号機では上限4000Gへと徐々に緩和が進んでいった。そして「スマスロ」においては有利区間が”無制限”へと緩和された。
②「コンプリート機能」の搭載
「スマスロ」ではコンプリート機能の搭載が必須となっている。コンプリート機能とは1日での最大獲得枚数が1万9000枚に到達すると“打ち止め”となり、その日は終日稼働停止となる機能だ。
③「メダルレス仕様」
当たり前のことであったが、従来までのパチスロはメダルを使用して遊技を行っていた。「スマスロ」ではメダルを使用せず、貸出メダルも払出メダルも全てクレジットによる電子管理となる。
「ゲーム性の向上」及び「コンプリート機能」ついては既に各所で解説されているため、ここでは「メダルレス仕様」の“打感”について共有したいと思う。
最も利便性が高い要素としてはやはり「メダル投入の動作を省略できる」点が挙げられる。更に、上記手順が無くなることで従来機よりも回転数を多く回すことができるため、時間効率が向上する点も好感が持てるところ。
また「持ちメダル数の把握がしやすい点」や「台移動が楽になる点」もユーザー側のメリットとして挙げられる。この点は各台計数機を導入している店舗を更に進化させたイメージで問題ないだろう。
加えてメダルに触れることが無くなるため、“手の汚れ”等を気にする場面が減る点もメリットと言える。
その他、従来機ではストップボタンを停止させてから次のBETボタンを押す流れにメダルの投入があったことから機械を気に掛ける“間”があった。その作業が無くなったことで、現状よりもスマホを操作するユーザーが増加すると考えられる。
メダルを入れる時間を別のことに使える点はメリットとも言えるものの、個人的には機械に集中している時間が減ってしまうのはやや残念に感じたところ。今後、その“間”を楽しめるようなギミックや演出の登場には期待したい。
最後に、ホール目線で考えると設備への初期投資やユニットの確保問題など、導入までに複数の課題が存在する。しかし、中長期的に見れば「コストの削減」「遊技機の性能の向上」などからプラスになると思われる。
前述したようにユーザーが快適に遊技に臨めることに加えて、ホールにおいても中長期のコスト削減が目指せる点からスマスロは全国的に普及することが待ち遠しい仕様と言えるだろう。
Re:search株式会社 佐藤
今までこの話しは何度も立ち消えになったが、この流れが業界の主流れになれば、設備投資のできないホールが増えてますますホールは減るだろうな〜
お役所は空気読め無さすぎ。
スロットではない